- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163211305
作品紹介・あらすじ
深夜の救急病院、若手医師の懸命の治療は事務長の判断で止められる。最新機器のリース代を稼ぐために不要な検査を続ける院長。国の決まりによって制限される治療方法、レセプトをめぐる損害保険会社との暗闘…。この国の医療ははたして誰のためのものなのか。損保調査員として長年現場にいた著者にしか描けない問題作。
感想・レビュー・書評
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病院ものといえば個人的に「白い巨塔」なのだが、この作品は「白い~」を読んだときと同じくらいの面白さを感じた。
結末も痛快にしてハッピーエンド的だし、久しぶりに読後に爽快感を感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった
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こういく告発モノは面白いなあ。
医療モノが好きでよく読むけど、保険会社サイドから書いてあるのは初めて。かなりエグイ。保険医取り消しがこんな簡単にできる、とは思えないが。。。数冊書いている人なので探してみよう。 -
医師会の闇の部分に鋭いメスを入れた医療サスペンス。普段うかがい知れない病院の内情が興味深い。
<br>損害保険扱いと健康保険扱いでは、診療報酬に3倍の開きがあり、これをめぐっての病院側と損害保険会社による争いは絶えない。それは損保の末端に関わるものとして承知はしているが、医師の名誉や銭勘定のドロドロ、普段うかがい知れない病院の内情が興味深い。
<br>まさに、医療は算術。