トワイライト

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 531
感想 : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163212203

作品紹介・あらすじ

二十六年ぶりに母校で再会した同級生たち。校庭に埋めたタイムカプセルとともに、それぞれの胸の思いも封印を解かれる-。人生への問いかけにみちた長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 小学6年の時に、学校に埋めたライムカプセル。
    そのタイムカプセルを開ける為に集まった同級生達。

    昔と変わらない関係のように見えて
    みんなそれぞれ、大きな悩みを抱えている。
    そんなもがき苦しみながらも
    少しずつ、前に進もうとしている姿を描いた物語。
    主人公達の年齢が、今の私と近く、すごく感情移入できました。


    『隣の芝生は青く見える』
    昔の人は、本当に上手く言ったものだと思う。
    人間は、特に大人になってからというもの
    自分にないものを持っている人が羨ましく思えて
    つい、嘆いてしまいがち。
    けれど、とっても幸せそうに見えている家族も
    きっと他の人にはわからない悩みを抱えているのかもしれません。

    自分にないものを羨むより
    自分に今ある、大切なものに感謝しなければいけませんね。


    人それぞれ、悩み、苦しみ、もがきなら
    未来に見える、薄くはかない明り「トワイライト」を望みに
    生きているのかもしれません。

    ガツンとくる内容ではなかったけれど
    じわ~っと染みる、そんなお話でした。

    相変わらず、重松さんの文章は素晴らしいです。

  • 小学時代に埋めたタイムカプセル
    大人になって、家庭を持った元子供たち。またタイムカプセルを埋めるとしたら、未来に残したいものは何か?

  • 日常に疲れた42才・親父に、染み入る内容。
    家族、子ども=生きがい。
    子どもが、だんだん離れていく時期。
    家庭よりも、友達の世界が、主になって欲しいと思う。
    「じゃあ、自分の世界って?」って、よく思う。

    10年後=52の自分も気になるが。
    太陽の塔の現在の顔。
    私=仕事に苦しみながら、しかめっ面で耐えている。
    のび太=勇気を持って困難に立ち向かう時の顔。

    すげー、ほんじゃ、あの顔から元気もらうわ!

  • 家族は色んな事があっても、落ち着くところに落ち着くものだ。自分の10年後はどうなるかなって、最後に思ってしまいました。

  • 登場人物たちとほぼ同年代で70年代を生きた私には、何とも懐かしく切ない気分にさせてもらいました。自分は今、幸せなのかと問いかけてしまいました。答えは、残念なんだけど、10年後があるかどうかわからないけど、幸せと言える生き方をしたいなあと思いました。

  • 相変わらず同世代を実感してしまう重松作品。まさしく、自分はジャイアンだけどノビ太だ。残念ながら、回りには仲間はいない。だから本書を読むと羨ましくなる、フィクションの世界は羨ましい。

  • おもしろかった
    小学生の頃に埋めたタイムカプセルを40過ぎて開けて、昔思い描いた未来と、現実の今と比べながらそれぞれの人生を考える。
    人生てせつなくてダサくておもしろいよね
    人間て本当に不完全だよね

  • 重松清は初めて読んだ。

    今の自分に主人公たちの年齢が近く、感情移入して読んだ。
    切なく、人間の本質をリアルに描いていると思った。
    最後はさわやかな気持ちになった。

    私は克也に近いかな…?

  • 小学校時代のタイムカプセルを開けるために集まった同級生の、今と昔を振り返るお話。
    昔の憧れやよかった部分と、今の残念な部分が読んでて切ない。

  • 校庭に埋めたタイムカプセルから生まれた、ほろ苦いストーリー。

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著者プロフィール

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。

「2022年 『旧友再会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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