- 本 ・本 (600ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163214603
感想・レビュー・書評
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どんどん先が気になるエンターテイメント小説。
テロの手口と政府の対応は興味深いが、日本人主人公を中心としたシーンは退屈。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同時多発テロの直後、日本船籍の巨大タンカーがシージャックされ、爆薬を積んだまま日本へ。テロリストの要求を呑まねば、東京湾は火の海に――。
テロ——。物流を断ち切ることによって、アメリカの経済そのものを切断し、アメリカへの報復を果たそうとする人々。そして、次のターゲットは東京——。
無限に連鎖するのは怨みなのか。それとも、父から子へと受け継がれる思いなのか。
ようやく自由を取り戻した人々が、普段「守られている筈」の人々によって吹き飛ばされてしまう瞬間、何とも言えぬ後味の悪さが残った。
けれどもそれがこの世界での現実なのかもしれない。 -
米国で発生した同時多発テロ。次の標的を同盟国日本としたテロリストは、大賀秀樹の乗る「あらびあ丸」の積み荷に目を付けた。
プロローグが長かった割に、本編は短めというか期待外れの観も。どう考えてもテロ計画には不備があるとしか思えず、それが気になって物語に集中できなかった。読ませる筆力はあると思う。 -
読みごたえのあるシージャックの話だ ちょっと強引な所もあるけど。知らない人は乗せたらアカン!!! イイジマも運良く船に乗れたな ほんまに
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アメリカにテロ発生
それと平行して日本に向かう大型タンカー
がシージャックされる
こちらが話のメインかな
テロリストの要求は飲めるのか、
打開策を見出すことができるのか
緊迫感と悲壮感あり -
東京炎上!テロリストの要求を呑まなければ首都が壊滅する。N.Y.東京…世界を震撼させるテロの連鎖。日米首脳の苦渋の決断が下った。
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まぁまぁおもしー。
朝倉恭介には敵わんが。 -
「亡国のイージス」と同じく、シージャックもの。
ただしこちらはイエメン系のテロリストが石油トレーラーを襲うという設定。
規模は小さいが、石油なだけに爆弾を仕掛けられると東京湾が火の海になり、経済的打撃を受ける。
後半は緊迫感が増し、一気に読めたんだけど、前半のアメリカ都市部襲撃とどう関連してくるのか、
エピローグで無理やり結びつけた感じだ。
大賀という船長や、許、植山など乗組員の人となりが今ひとつ伝わってこず、
せっかくテロリスト達を自力で壊滅し、日本の危機を救ったにもかかわらず
中性子爆弾(核兵器)であっけなく殺されてしまう。
そんな憂き目にあっても、あまり同情心もわかない。
やっぱり朝倉恭介が登場しないとだめだなぁ。
ただ言えることは、楡さん、テロリストの口を借りて、かなりアメリカバッシングしてましたよ。
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