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本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163214900
感想・レビュー・書評
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いいね。長嶋さんは、スパンを少し開けて読んでいくとよい感じ。日常のほーんの些細なことをすくい取って描くのが、抜群にうまいと思う。特に「三十歳」がよかった。ふわふわ、現実味がないようであるような主人公が、流されるようにパチンコ屋で働いたり、赤い自転車を気にしたり。グランドピアノの下で眠るというのは、どういう気分なんだろう。不思議な表紙は、高野文子さんでした。
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読みやすいけれど、これといって気になる展開がなく、一気に読めなかった。
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読んでいてリタイアしない方の長嶋作品。3編ともわりかし好み。主人公が皆がっついていないから。三十歳、なかなか面白かった。本筋とあまり関係のない実在のものを長嶋さんは絶妙に登用ささせるよね。
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どうしようもない人達の、どうしようもない日常に訪れた、些細な変化。
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短編集。
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読みました。
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高校生のとき一度読んだけど、
そのときの印象は「ふつう」。
あらためていま読み返してみて、
とてもおもしろかった。
ほとんど覚えてなかった。
長嶋有にしては珍しく、
明らかにテーマ性があるというか、
ストーリーがある内容だった。
それだけに、いつもののんびりとした、日常を描く良さというのは薄かったけれど、
こっちはこっちですばらしかった。
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