犬吉

  • 文藝春秋 (2003年3月10日発売)
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  • 本 ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163216706

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  • 生類哀れみの令、討ち入り、大江戸火事。廓、お囲い、人足、敵討ち。物語りはハッピーエンドだけど、いつも、いわれのない、憎しみの的となり、命を落とすのは言葉を話せない犬たちだ。

  • 生類憐みの令と赤穂浪士。
    浪士討ち入りに感化されて「祭り」が起きる。
    皆が何かに抑圧されていたのか。
    犬吉も解放されてしまった。
    難しく考えずに告白に身をゆだねても良かったのではないか。

  • 元禄15年 五代将軍綱吉の生類憐れみの令の元、犬を保護する御囲で生きて行く主人公。
    赤穂浪士が吉良邸討ち入りの12月15日の1日を「あたい」が語る。

  • 物語後半、読ませます。
    依田さまが魅力的です。

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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