雲の影 王国記3

  • 文藝春秋 (2003年3月12日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163216805

感想・レビュー・書評

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  • 『ゲルマニウムの夜』に始まるシリーズの第4作目。朧(ろう)の過去が明らかになる「雲の影」と、ヘルス嬢の百合香の物語の2篇。百合香と赤羽がシスターテレジアの赤ん坊を育てることになる。
    過激なエログロが続くので、途中で読むのを止めようと思いましたが、何とか読了できました。読了感は悪くはなく、次作も手に取りそうです。

  • 朧の、羞恥心や自己愛の話が好き。

  • 百合香、無償の愛の対象を探して見つける。
    それにしても、百合香はかわいそうだった。全財産を提供した見返りが「偽善者」よわばりとは・・・。
    腐った人には、腐ったものの見方、腐った言葉しか吐けない。

  • 福岡などを舞台とした作品です。

  • 朧と百合香の過去語り一遍ずつ。神と血と性の話。朧が言う王国とは…どこに向かっているのかわからない、それでも人間の一番本能的な場所を探るような感覚が続きます。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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