葉桜の季節に君を想うということ (HONKAKU mystery masters)

著者 :
  • 文藝春秋
3.61
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本棚登録 : 2284
感想 : 491
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163217208

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた"何でもやってやろう屋"探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。

感想・レビュー・書評

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  • えー、びっくり。
    何で20代だと思ったんだっけ?とページを遡り。
    確かに年齢は書かれてないけど・・・これはずるいなー。
    しっかり騙されたので、頭の中で登場人物たちの人物像を書き替えるのが大変だった。本来の年齢で改めてストーリーを振り返ると、じわじわ面白さが。
    だけどこんなギラギラの70代、ちょっと嫌だなぁ。

  • 2020/07/25読了
    #このミス作品37冊目

    タイトルからアンニュイな感じを想像も
    超重厚ストーリーに感服。
    複数の時間軸で進むも
    最後にバチッとパズルが噛み合うのが凄い。
    そしてドンデン返しも気持ちいい。
    官能的なシーンも多いが、これぞ純愛ミステリ。

  • 本格ミステリーで検索した時に度々目にしていたので、いつか読んでみたいと思っていた本。こういうタイプのミステリーだったとは。
    予想していなかった展開と期待外の結末だったが、タイトルに対しては納得。

    洗脳の方法についてちょうど耳にしていたところだったので、『古屋節子が築いた屍』の章が実に良かった。

  • 著者、歌野晶午さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    歌野 晶午(うたの しょうご、1961年 -)は、日本の小説家、推理作家。本名は歌野 博史。主に本格推理小説を発表している。千葉県出身。東京農工大学農学部卒業。

    で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた"何でもやってやろう屋"探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。

  • 正直期待外れだったかな、という感じ。
    「何やら結末にどんでん返しが待ってるらしい」という前情報を持った上で読んでしまったのもあるかもしれない。文体も全体的にライトで苦手な感じだったけど我慢して読んだものの、その割にはちょっと満足いかないトリック(?)だった。
    それにしても20代、30代だと想定しても主人公やさくらの行動・言動は気持ち悪いと感じることが多かったのに、あれ全部おじいさんとおばあさんがやってたことだったんだ…と思うと驚くというより引いてしまった。自分は本当にミステリーとか読むのに向いていないし、その中でも特に苦手なタイプの作品だった。

  • 乾くるみ「イニシエーション・ラブ」や湊かなえ「花の鎖」のような、読み手の先入観を逆手に取ったミステリー。
    「騙された!」という感想を読んで興味を持ったのだけど、こういうことだったんですね〜。
    なるほどね〜。
    あちこちにいろんなトリックが散りばめられているので「まさか?!」って感じ。
    どれもこれも自分の思い込みでした。

    映像化は難しい小説だと思うけど、「イニシエーション・ラブ」も「花の鎖」も映像化されているので、この作品もできるということ?
    両作ともまだ見たことがないのでどうやって視聴者を騙しているのか見てみたくなりました。

  • ラストの衝撃といったら…。そういうことだったのか。パラパラと読み返すとあぁ、そうねという感じ。若い人がこの表現はちょっと違うなと思ったところはあったね。

  • なるほど、そういうことでしたか?
    最後まで騙されてました。
    決めつけたり、思い込む性格は
    直さないと良くないですねぇ
    とても読みやすく、わかりやすい本でした

  • おそらく十数年振りに再読…
    …にもかかわらず、再びヤラレタ。。。

    頭の中にある普通だと思っていることを上手く利用された感じだった。
    くぅぅ。

  • 物語のどんでん返しに驚くべきかもしれないが、私の場合はそちらよりも「なぜわたし(たち)は"このように考えてしまうのだろう"」ど、自分自身に驚きました。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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