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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163217307
感想・レビュー・書評
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いゃ〜、このシリーズ好きやわ〜。
毎回、晴明宅の縁側での博雅とのやり取りからスタート。庭を通して季節の移ろいを感じさせる表現力と二人の軽やかでかつ温かみのあるやり取りが好き。
今回の中では露子姫が再登場する「二百六十二匹の黄金虫」と蘆屋道満が裏で糸引き、それを晴明がさりげなく解決する「鬼小槌」が面白かった!
作者あとがきにも書かれているように、どの巻から読んでも楽しめるようになっているので、是非一度手に取って見てほしい!オススメ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集のシリーズ第六弾。
・二百六十二匹の黄金虫
・鬼小槌
・棗(なつめ)坊主
・東国より上がる人、鬼にあうこと
・覚(さとる)
・針魔童子
さっそく前作のむしめづる姫で登場した露子姫が二百六十二匹の黄金虫で再登場。良い。
この平安の時代は良いな。ちょっと手を伸ばせば闇があり、鬼や妖が潜んでいる。恐ろしいこともあるけど、不便なこともあるけど、でもその有り様は美しい。
今の世は非常に世界が狭くなり、全てを文明の光で余すことなく照らしてしまった。
必要なことだったのだろうし、止める理由もない。
でもなあ…………。
世界の裏側までリアルタイムで見ることができ、誰もが世界に向けて発信することができ、科学で不明なものを失くしてしまった世界。
それで人は幸せになったのかな。
進んでしまったものはもう後戻りできないのだろう。
しゃーない(´・・`)-
2024/08/23
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2024/08/23
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みんみんさんの、
いいねぇ〜満天の星で蛍が飛んで…
小豆洗いのぼた餅食べたい笑笑
これ、最高すぎますね!!
冷蔵庫にキンキンに冷...みんみんさんの、
いいねぇ〜満天の星で蛍が飛んで…
小豆洗いのぼた餅食べたい笑笑
これ、最高すぎますね!!
冷蔵庫にキンキンに冷えたビールが無い世界は考えられないです。゚(゚´ω`゚)゚。2024/08/23
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晴明と博雅が酒を酌み交わしながら、自然の不思議について語り合うシーンからのスタートは、心地よいマンネリで安定感がある。「草や木や風や陽差しが、自然の楽の音を奏でているようではないか」とか風情のある表現だなぁと思う。
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定番の面白さ。短編集は読みやすく面白い。 針魔童子が筋が読めずおもしろかった。
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10
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2016.3.19市立図書館
シリーズ6冊目
・二百六十二匹の黄金虫(虫愛ずる姫・露子再登場)
・鬼小槌(蘆屋道満からむ)
・棗坊主
・東国より上る人、鬼にあうこと
・覚(禅問答風)
・針魔童子(蘆屋道満からむ)
著者あとがきにもあるように寅さんかホームズかという安定の物語。晴明と博雅のコンビはかたいし、あやかしやおそろしに遭遇するもきっと晴明がきれいにといてくれるという安心感があって気楽に読める。 -
ネズミが40年生きるとことばをしゃべり始めるらしい。
晴明さんに退治された鬼の正体が子牛ほどの大きさのネズミだったんだけど、それってカピバラでは?! -
道満さん凄い人なんだな。方術比べが有名すぎてしかも描写が小者な感じのが多いから、そんな人なのかと思ってたけど鬼小槌で色々やらかしてる事が書いてあって本当に凄い人なんだと。
覚が印象的。怖い。でも方術ではなく視覚トリックで消し去るって手法が面白い。そういえば力業で倒すっていうのがないのに気づかされる。「呪」による発想の転換で解決するって改めて面白いと感じる。 -
普通。
面白かったけどすごくということはなかった。 -
季節が移り変わる美しさ。ゆるりゆるりと感じたくなる。
著者プロフィール
夢枕獏の作品





