しょっぱいドライブ

著者 :
  • 文藝春秋
2.72
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本棚登録 : 315
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163217604

作品紹介・あらすじ

お金か?セックスか?いや…わたし(34歳・独身)、九十九さん(60代・妻子持ち)。しょっぱい愛の物語。芥川賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞受賞作品だって。
    でも、結構読みやすかった~。
    『しょっぱいドライブ』『富士額』『タンポポと流星』が収録されてます。

    うーーん。3つとも、私とは正反対な無感動屋の淡々と生きてる女性が主人公。だからか、イマイチ共感できるとこがなくて、すーっと読んでみた。

    特に『しょっぱいドライブ』。
    今までお世話になりっぱなしのおじいちゃんと、性交までして、そして同居するまでを書いてる話は、なんか自分の考え方にはなく、理解に苦しんだ。
    おじいちゃん、だからではなくて、今まで小さい時からお世話になってた人と、何十年も後になって性交までする関係になる。っというのが、私には理解できなかったのかもしれない。

    3編とも、主人公の性格のように、話が淡々と進んでいくので、すこし物足りなかったな~。
    このおんなの主人公たちは「何が幸せで生きてるんだろう」って思っちゃう。

    だから、「しょっぱい」のかな~~?うーーん。

  • ツラツラと読みやすい文章だが、引っ掛かるところが何もない、ということでもある。
    表題の芥川賞受賞作を含め3作とも、どこにでもいそうな等身大の登場人物たちがどこにでもありそうな日常を繰り広げている様をいわば扱っているわけだが、それが本当に“普通”のままに終始してしまっている感じ。
    言いたいところ、描きたいところのイメージは何となくは伝わってくるのだが、微弱。
    文学性を追求すると、ここらあたりの匙加減が難しいのだろう。

  • 芥川賞受賞作。
    長嶋有のようなだらだら系の短編集。あまり好みではない。
    amazonで酷評が多かった。

  • おじいちゃんと若い女の子のドライブを、ユーモア一切なしで暗澹と書ききっている。
    どこにも行けないダメダメな生活。
    なんでこれをわざわざ小説にしたのだと叫んでしまいそうなギリギリのところで、何で人は生きるんだと叫びたくなるような「人間」の本質みたいなところに触れている。
    くるしい。だけど、どこかぽんと抜け出るところがある。
    読後感はまいったなあ。だけどいつだって、人はまいったなあなんていう、かわいげのある苦笑の中で生きている。
    そうあるべきだ。

  • この人の描くしょっぱさ、あたし、わかるなぁ。

    嫌いなようで、頼ってるんだ。
    かっこ悪さを嫌悪していて、
    生理的に受け付けられないとすら思ってるのに。
    なのに、どこかで求めてるし、好きなんだ。

    うわぁ。

  • 2008.12
    しょっぱいなぁ。
    この主人公の意思っていうのはどこに行ってしまったんだろう。
    ぐだぐだ感、嫌いじゃないけど。

    3話目の「タンポポと流星」は腐れ縁的な女の友情の話。
    面白い、とか感動、ていうのはないのだけど、
    なんだか、胸にひっかかるんだなぁ。

  • 070605読みかけ。表紙と話題性で借りたけど、失敗。わたしの好きじゃないタイプの人ばかり出てきて、読んでいて気分が悪くなった。何を言いたくてこんな話を書いたんだろう。『友がみな我よりえらく見える日は』みたいに、普通の人の日常を描きたかったのかもしれないけど、『友が・・・』はとてもよいけど、こちらは好きじゃない。表紙はこんなにかわいいのに!

  • おもしろくない!萎えるだけ。

  • タイトルに惹かれて手にした。芥川賞受賞作だとはあとで知った。お金とかセックスとか、女の人ってこんなふうに思っているんだぁ、なんて思ったけど女の人って言ってもいろんな人がいるわけで結局のところよくわからない。男もそうだもんね。だから三編とも気負わず読めた。「しょっぱいドライブ」のミホ、「富士額」のイヅミ、「タンポポと流星」のミチル、オイラの想像では三人とも可愛いとは言い難い。ていうか、たぶん不細工なほうだ。不細工だけど性格がいいかというと三人ともそんなことはなく、打算的で助平で小心でなんとも普通だ、そうだ、普通のおっさんみたい。元気を吸い取られそうな感じ。そういう意味ではリアリティあるのかな?オイラ的には女の人にはまだ幻想を見ていたいけど、実際はおならもするだろうし、鼻をほじることもあるだろうし……。ちょっとそんなところを見てしまった感じかな。だから面白いんだけど、女の人と男の間は何でも知ってるよりわからないところがあったほうがいいかもね。

  • 何だか、これまでに出会ったことのないような作風だ。芥川賞を受賞した表題作を含む3篇を収録。芥川賞、というイメージからは少し遠いところにあるような、ゆるい味がある。

    3篇とも女性が主人公だが、いずれもどこか抜けているような、ずれているような人生を送っている人々であり、共感するところはあまりないのだが、何となく先のことが気になって読んでいってしまう。

    リアル感があるのだかないのだか、よくわからない宙ぶらりんな感じ、それを無意識のうちに楽しんでいる、といったところだろうか。

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