約束の冬 (下)

  • 文藝春秋 (2003年5月30日発売)
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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784163218304

感想・レビュー・書評

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  • 雪迎えだけが記憶に残る

  • 面白かったです。登場人物が、みんな魅力的であること。死が、近くにあることを感じます。ロマンチックでもあります。楽しかったです。

  • 平成30年3月
    引き続き、下巻です。

    氷見さんと上原父の気になるその後。
    って~~。そーなるか。
    氷見さんは、10年前のあの人からの約束を。
    上原父は、元妻の父との約束を。
    約束!!
    一つは、どーなるの~、
    一つは、えええ。そーなの~。
    だけど、なんかな。いまいち、乗り切れなかったな。

    上巻にあった、つまらない男と結婚しちゃだめってことのつまらない男とは。
    「人間が小さく、酒癖が悪くて、すぐに暴力をふるって、強い相手にはこびへつらい、弱い相手には尊大で、下品で、ケチで。」
    がつまらない男だったみたいです。
    ということで、自分は、つまらない男ではないですね。酒癖が悪いが当てはまるくらい…。
    ここに、安売りしてますよ~~。いい男が。

    宮本輝さんらしい、ここでもしないの~~。ってくらいのエッチがない。
    エッチをすることは簡単なんです。でもしないんです。それがもやもやしていいでんすよね。

    で、結局、だれと?ってなるところまでは書かないんだよ。
    案外、氷見さんと石原さんがくっついたりして。

    しかし、宮本輝さんの本っていい。
    日本人としての生き方を教えてもらえます。
    それが、なんかしっくりくるんですよね。読んでて。
    こーやって生きないといけないんだろうなって。
    それが、自分のこれからの生き方に繋がる。

    • ma05072001さん
      つまらない男ってのは、まさに私のよく知ってた人ですね。
      自分がそーじゃないからって、安売りしないでくださいよー。
      たくさん買い手がきたら...
      つまらない男ってのは、まさに私のよく知ってた人ですね。
      自分がそーじゃないからって、安売りしないでくださいよー。
      たくさん買い手がきたらどーするの!
      2018/04/16
  • うん。うん。
    きれいな着地。
    あえて、2人が訪れたかどうかに触れない当り、野暮じゃないなぁ~!

  • なんか、物足りない。

    たぶん、キーワードであろう『約束』についても消化不良。

    それぞれが『約束』を守ろうとする姿は読んでて◎だけど・・・。

  • 初冬の晴れた日に たくさんの小さなクモが 尻から糸をはいて いっせいに 風に乗って飛んでいくという そういう風にして子孫を増やしていくという
     いつまでもそういう豊かな自然を身近に感じていたいと思う もしかして宮本輝はそれを伝えたくてこの本を書いたのか?

    クモが主役 (^-^)! たくさんのすばらしい登場人物は脇役?でした それにしてもこだわりのある素敵な生き方をしている人々でした

  • あけても暮れても宮本輝さん、そんな時期が懐かしいです(^-^)

  • 自分の事を考えてしまう。

  • いいね

  • ・・・10年前の恋文を中心とした恋話ではなかった。

    人は色々約束をする。
    ある人には何気ない約束だったかもしれないが、その人には10年以上経っても大事な約束だったりする。

    日常が丁寧に描かれていてた。
    主人公は、上原社長と32歳氷見女史の二人か。この二人の視点で描かれていたし。
    徒然草の一節からその道の達人になるまでの教訓のようなものを紹介していたりと中々勉強になった。が、あまり山谷が無く物語としては物足りなさを感じた。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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