推理作家になりたくて マイベストミステリー (第1巻) (推理作家になりたくて 第1巻)
- 文藝春秋 (2003年6月25日発売)


- 本 ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163219608
感想・レビュー・書評
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好きな作家、好みの作家に巡り会えるのは、嬉しい。結城昌治、志水辰夫、菊池寛、乃南アサは、良かった。
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スカイルBF
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新旧のミステリー傑作アンソロジー。
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ミステリー作家が選んだ“もっとも好きな自分の作品”と“もっとも好きな他人の作品”そして選んだ理由を解説したエッセイまで収録された贅沢なアンソロジーの第一巻。
柴田よしきの『聖夜の憂鬱』/宮部みゆきの『決して見えない』は既読。
『匠』という題の通り、どの作品も最後に不思議な味わいがあって良かった。
前から気になっていた、夏目漱石の『夢十夜』が読めたのは嬉しい驚き。
阿刀田高の『運のいい男』/佐野洋の『お試し下さい』/乃南アサの『かくし味』が良かった。
【収録作品】阿刀田高『運のいい男』・結城昌治『替玉計画』/佐野洋『お試し下さい』・結城昌治『葬式紳士』/柴田よしき『聖夜の憂鬱』・荒巻義雄『版画画廊の殺人』/志水辰夫『ダチ』・菊池寛『入れ札』/乃南アサ『かくし味』・夏目漱石『夢十夜』/宮部みゆき『決して見えない』・今邑彩『双頭の影』 -
アンソロジーなのでいろんな作風が味わえる。楽しい。
どれも読みやすく面白かったけど、乃南アサの「かくし味」、ラストはおおよそ予想がつきそうな物だったがそれでも震えが来た。
言葉にはできない不条理さというか、そんなのってありかよ!と。 -
一人の作家の短編集だと、やはり良い作品とそうでもない作品が出てしまうと思う。この本は、それぞれの作家に、大きな影響を与えた作品の短編集という事ではずれが少なく、一つ一つが何かしら注目点があるものでした。
こういう形式は良いかもしれないと思いました。 -
これはまだ読んでいないのだけれど、ほかの迷・謎・鍵・謀・影は読んだ。
アンソロジーになっていて、読んだことのない作家さんのも読めるというのが醍醐味である。
この作品シリーズで笹沢さんの赦免花は散った (木枯らし紋次郎)をはじめて読んだのである。そういう出会いがあるのが素敵。
著者プロフィール
阿刀田高の作品





