年を歴た鰐の話

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 132
感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163221908

感想・レビュー・書評

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  • 緊張感ゼロの挿し絵を眺めてぽかんとするのがよい読み方だとは思うのだ。でも、好きだから食べちゃうってばかだけどそういうことあるよね……と何かを思い出したりして、これだから引き出しにいろいろつまった中年はいやね、と思ったことでした。それはそれとして蛸が食べたい。

  • 『いつまでも、鰐』で読了していたのですが、読友さんのコメントでこちらがあることを教えていだたきました。他にも2篇収録されているということで、こちらも手に取ってみました。うぉおっ!!って感じで即購入σ(^-^;)原作者さんの装画・挿絵は勿論、趣のある横長のブックデザインといい、旧かなづかひといい…メロメロです♪「飜譯」なんて書かれちゃったらもぅ…。『大人の本棚』シリーズといい、最近こうした大正文学?に傾倒してしまうのはナゼだろう?年取ってきたのかな、すごく心地よいです。

  • ◆収録作品は福音館版と異なり、表題作他「のこぎり鮫とトンカチざめ」「なめくぢ犬と天文學者」。◆ショヴォ作品は良質なナンセンス物語ですが、とにかく黒い(笑)  未読だった「なめくぢ犬」のブラックさにはさらに驚かされました。しかし、読後感のなんとあたたかく、幸せなことか!
    ◆山本夏彦氏は昭和16年に日本に最初にショヴォ氏を紹介した人。この本は昭和21年に再発行されたものの復刻版。◆訳者の紹介文及び吉行淳之介・久世光彦・徳岡孝夫の後書き付き。厳しい時代の中も、いかにこの本が渇望をもって愛好されてきたかがうかがえて一層愛すべき一冊になりました。【2013/08/17】 

  • 2021.12.26市立図書館

  • 横長のハードカバー装丁、旧仮名遣い、見開きの左側に挿絵で右側に文章という、どこをとっても普通の書籍とは違う造りで、紙の本好きとしては持ってるだけでちょっとニヤニヤしてしまう。

    タイトルにもなっている『年を経た鰐の話』のほか、『のこぎり鮫とトンカチざめ』、『なめくぢ犬と天文學者』の3作品が収録されている。訳者によると、太平洋戦争中に出版された初版から三版までは「童話と間違へられ誤つて意外に賣れたのださうだ」。でも、挿絵があるとはいえこのストーリーを「絵本」として読み聞かせられたら、いくら昭和初期とはいえ当時の子どもは当惑しただろうなぁ。

    どの作品も、スパッと切れ味の良い結末を迎えているわけではなく、特に『年を経た鰐の話』については途中でふわっと終わってしまった印象。原作の作者がフランス人だからか、フランス映画のような中途半端さというか、あまりオチを考えずに長いストーリーの中の一部だけ切り出してきたかのような感じがする。それもまた、この本の得も言われぬ不思議な魅力を高めることに一役買っているのだと思う。

  • だいたいみんな自由すぎなのです。自由にやってワニはうまくいったけど、サメはうまくいかなかったのです。そこから教訓を読み取るべきなのか、そんなこと考える必要もないのか、ただぼんやり読むだけで良いような気もするけど、とりあえずワニは信用できん事は分かった。

  • 装丁でこちらを選んだ罠(笑

  • 収められている3作品とも、結末はぽんと放り投げられたような終わり方。分かりやすいオチを期待してしまう自分は野暮か。
    読後感はフランス映画を観た後のようなモヤモヤ・ザワザワ感。原作者がフランス人なら納得。

    食欲に負けて孫のワニや友人のタコを食べてしまう年寄りワニの話のどうしようもない感じは「くいしんぼうのあおむしくん」*に少し似ている(*エリック・カールの「はらぺこあおむし」とは別の絵本)。

    訳者の山本夏彦さんが好きで手にした本です。初版は昭和16年。旧仮名遣いも面白いです。

  •  おいおい、復刻されてるだろう?
     「のこぎり鮫とトンカチざめ」は、どうした?
      ちょっと、荒れている時に、読んでみるといいかもしれない。 

  • よくお腹をへらすワニの話。読んでいてどきどきひやっとした。

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