ナポリ 魔の風

  • 文藝春秋 (2003年10月9日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163222509

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーとしては幻想的でとても惹かれるし、カストラートの生まれ変わりとされる、ドニ鈴木(ネーミングセンスイマイチ?)も魅力的なのだが…、何故かつまらない。柱となるストーリーにもっと集中すれば掘り下げが出来て良かったのかも。勿体ない。

  • イタリアの美しさと猥雑さがミックスした不思議な町ナポリ。「ここはナポリだから何でもあり」のような会話がヒロイン恵美子と昔ピアノ教師であった美智子。そして美智子の親戚のカストラート・ドニ鈴木の間で度々出てくる。そしてヒロインの不倫相手・安部渡らも含めた妖しげな関係。特に250年前のカストラートの生まれ変わりのような鈴木との会話はなんとも淫猥。エロティックな雰囲気だけで、正直言って何が言いたいのかわけが分からない本でした。冒頭近くに恵美子と鈴木がナポリのオペラ劇場で見る「ポッペアの戴冠」がこの物憂い小説を象徴しているのかも知れません。

  • なんか・・・内容が飛び飛びになっていると感じたのは私だけでしょうか?いまいち内容が理解できなかった。

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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