推理作家になりたくて マイベストミステリー (第3巻) (推理作家になりたくて 第3巻)

  • 文藝春秋 (2003年10月24日発売)
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感想 : 8
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  • 本 ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163223100

感想・レビュー・書評

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  • 37923

  • 武田泰淳 『ひかりごけ』
    いわゆる食人事件である。

  • ミステリー作家が選んだ“もっとも好きな自分の作品”と“もっとも好きな他人の作品”そして選んだ理由を解説したエッセイまで収録された贅沢なアンソロジーの第三巻。

    恩田陸の『オデュッセア』は既読。

    なんとも言い表せない様な不思議な後味の作品ばかり。ホラーテイストの話が多い。
    前から気になっていた、夢野久作の『瓶詰地獄』が読めたのが嬉しい驚き。
    山田風太郎の『まぼろしの恋妻』が良かった。

    【収録作品】岩井志麻子『魔羅節』・葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』/恩田陸『オデュッセイア』・島田荘司『糸ノコとジグザグ Jigsaw And ZigZag』/篠田節子『青らむ空のうつろなかに』・西村寿行『痩牛鬼』/高村薫『みかん』・武田泰淳『ひかりごけ』/馳星周『古惑仔 チンピラ』・大藪春彦『雨の露地で』/山田風太郎『まぼろしの恋妻』・夢野久作『瓶詰の地獄』/山田正紀『雪のなかのふたり』・日影丈吉『かむなぎうた』

  • (収録作品)岩井志麻子(「魔羅節」(岩井志麻子)/「セメント樽の中の手紙」(葉山嘉樹)/書き下ろしエッセイ「夢見る貧しい人々」)/恩田陸(「オデュッセイア」(恩田陸)/「糸ノコとジグザグJigsaw And ZigZag」(島田荘司)/書き下ろしエッセイ「ラジオを聴きながら…」)/篠田節子(「青らむ空のうつろのなかに」(篠田節子)/「痩牛鬼」(西村寿行)/書き下ろしエッセイ「ビーフになさいますか、それともポークに……」)/高村薫(「みかん」(高村薫)/「ひかりごけ」(武田泰淳)/書き下ろしエッセイ「ざらざらしたもの」)/馳星周(「古惑仔チンピラ」(馳星周)/「雨の露地で」(大薮春彦)/書き下ろしエッセイ「伊達邦彦になれなかった男たち」)/山田風太郎(「まぼろしの恋妻」(山田風太郎)/「瓶詰の地獄」(夢野久作)/特別インタビュー「人を騙す」)/山田正紀(「雪のなかのふたり」(山田正紀)/「かむなぎうた」(日影丈吉)/書き下ろしエッセイ「短編作家への道」)

  •  ミステリーのアンソロジーだと思ってたらホラー短編集の装いで。私がホラー嫌いなのがいけないのですが、いまひとつでした。ごめんなさい。 篠田節子と恩田陸の文章には魅かれるものがありました。

  • この本を持っているわけではないのですがこの中に入っているであろう「セメント樽の中の手紙」という葉山嘉樹著の作品が非常に強烈なので。プロレタリア文学です。読後感の悪さがもう、本当にすごいです。こんな作品が書けるのって時代の成せる業?と思ってしまいます。この煮え切らない感、最高です。

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著者プロフィール

一般社団法人日本推理作家協会。推理文芸の普及・発展を目的とし、日本推理作家協会賞、江戸川乱歩賞の授賞、「推理小説年鑑」などの編纂、機関誌の発行などを主な事業とする。

「2017年 『推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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