邂逅の森

  • 文藝春秋 (2004年1月28日発売)
3.90
  • (76)
  • (81)
  • (70)
  • (7)
  • (5)
本棚登録 : 472
感想 : 86
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784163225708

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • はい、本とコさん絶賛の『邂逅の森』だべしゃ

    面白かったです
    まず時代設定がいいですよね
    大正のある種混沌とした時代背景の中で語られる人と自然の物語

    そしてなんてたって夜這い文化ですよね
    勘違いされてる方も多いのですが、そもそも「夜這い」というのはですね、一定程度の男女間の合意に基づいたプ…

    ( ゚д゚)ハッ!

    危ない危ない
    本とコさんやおびーのレビューとは違った切り口をと意識するあまり危うくシモに走るところでした

    もうちょっとで俺の十七年式村田銃が火を吹くぜ!とか言っちゃうとこでした(言ってる)
    危なかった〜(言ってるって)

    よし、方向転換

    つまりどういう話だったかというとですね
    ヌシと呼ばれる巨大グマよりも自分の奥さんのがおっがね〜ので早く家に帰って奥さんに股間の十七年式村田銃を…

    ( ゚д゚)ハッ!

    うん、まぁ気になる人は本とコさんのレビュー読めばいんじゃね?(文庫の方だよ)

    (⁠~⁠‾⁠▿⁠‾⁠)⁠~

  • 感想を書くにあたり便利な言葉がある

    「凄い」だ!

    この作品は凄い!
    (小学生の読書感想文か)


    もうひとつ高度な言葉を使ってみよう

    「圧巻」だ!

    この作品は圧巻だ!
    (中学生の読書感想文になりました)


    もっとわかりやすく言ってみようか

    「めっちゃスゲェー」だ!

    この作品めっちゃスゲェー!
    (大人な感想文になりました)


    とにかくこれだけで『邂逅の森』が素晴らしい作品ということは伝わるでしょ!


    マタギとして生きる男の人生、女とのチョメチョメ、そして熊との死闘を描いた物語
    詳しくは他の人のレビューを参考に!


    で、私もこれから実践してみようと思います
    仕事でもしもの時は、妻のことを思おう、、、
    帰って、妻の手を握りたいと思おう、、、
    そしたら、必ず力が湧いて出てくるはずだ

    っーか、オメェの仕事は命の危険をかけた仕事ではないやろー
    ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
    そもそも、妻は手を握らせてくれないだろー
    ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

    • yukimisakeさん
      そっと。(´・д・`)ハ(・д・`*)
      そっと。(´・д・`)ハ(・д・`*)
      2024/09/08
    • 1Q84O1さん
      ユッキーさん、手のこぎりで切り落とすで!w
      チェーンソーの方がいいですか?
      ユッキーさん、手のこぎりで切り落とすで!w
      チェーンソーの方がいいですか?
      2024/09/09
    • ultraman719さん
      切っても、切れない♡

      ♡(*´∀`*1Q)人(*´∀`*yuki)♡
      切っても、切れない♡

      ♡(*´∀`*1Q)人(*´∀`*yuki)♡
      2024/09/09
  • 熊谷達也の邂逅の森を読みました。
    舞台は秋田、マタギの主人公は夜這いして地主の娘と出来てしまい発覚して鉱山に送られます。
    今はまた大らかになった感じがしますが、昔は大らかだったんだなと。
    マタギの生活もわかり面白かったです。

  • マタギで生きて行くしかない、富治の逞しく、生命力のある、昔の男らしく生きる姿を描く物語。何度となく心を揺さぶられる主人公の波乱に満ちた人生は、本当に芯の通った男らしさがあった。ラストの山の神との対峙は感動的ですらある。

  • 本当に久しぶりに読み応えがあって感動する小説に出会いました。

    先日熊谷さんの『バイバイフォギーデー』を読み終わって,著者紹介の欄をみていると,熊谷さんには山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞した作品があって,それがこの『邂逅の森』だということを知った。

    もうづいぶん前に出た本だったので,いそいそとTSKへ出かけると本は有った。連休中のこととて日中から一晩で読了してしまった。

    本当に感動的作品です。

    最近のこの種の重いというか深いというか,内容の濃い作品わとても少なくなってしまったような気がする。

    濃い作品の例をあげると,夢枕獏の『神々の嶺』とかさ。

    代わって,このごろは軽くてすぅらすらと読める作品が多いなぁ。

    いやべつに,軽くて読みやすいお話が悪いというつもりは無かんす。

    ただ,時々はこういう深重の作品もよまねばねばなぁ~と思ったのです。

    すまんこってす。すごすご。

    • tsuzraさん
      こんばんわ。
      私もこの作品には本当に感動して、しばらく余韻が残りました。
      人生が途中で展開していく面白さと、自然の厳しさと狩りの臨場感と、運...
      こんばんわ。
      私もこの作品には本当に感動して、しばらく余韻が残りました。
      人生が途中で展開していく面白さと、自然の厳しさと狩りの臨場感と、運命と、人間の鬼の部分も書かれ、重厚な内容。
      大好きな作品です!
      時々はこういう作品に出会いたい…同感です。
      2012/05/07
    • ryoukentさん
      わぁ、つづらさん、おひさしぶりぶり。
      お元気ですか、わたしは『元気です!』
      この作品もっと早く読めば良かった、と思います。
      そして今はそのほ...
      わぁ、つづらさん、おひさしぶりぶり。
      お元気ですか、わたしは『元気です!』
      この作品もっと早く読めば良かった、と思います。
      そして今はそのほかの熊谷さんの本にくびったけ状態です。あな、嬉し。
      2012/05/07
    • tsuzraさん
      はい、元気です!
      熊谷作品「バイバイ・フォギーデイ」は政治ものなのですか?
      ryoukentさん、5つ星ですね。
      図書館に予約してみようかな...
      はい、元気です!
      熊谷作品「バイバイ・フォギーデイ」は政治ものなのですか?
      ryoukentさん、5つ星ですね。
      図書館に予約してみようかな。
      2012/05/08
  • 厚みよりも長い長い物語を読んだ感じ。
    くま小説だと思って読み始めたけど、富治の生涯の話だった。面白かった!
    最後の熊との戦いはキツかったー

  • 山の神と生きるマタギの姿。
    男が惚れる男の物語。
    感動モノです。

  • 石井光太氏がおススメしていた一冊。

    東北弁を文字に起こすのはとても難しい。鼻濁音・音としてはっきり発しない「息」のような発音。。。
    しかしながら、方言も含めてとても臨場感がある表現がちりばめられている。
    深々と雪が降り積もる季節に読めて良かった。

  • 大正3年頃から昭和初めにかけて秋田の山奥でマタギ(熊を獲る猟師)として活躍する富治の数奇な運命。若い日の地元の名士娘・文枝との恋、そして地元を追放されてからの鉱山夫、また猟師に戻っての日々と小太郎、その姉で妻になったイクとの出会い。そして猟仲間の鉄五郎などの脇役との出会いも魅力的です。小説の終盤での文枝との再会、イクへの愛情。そしてクマの格闘に生涯をかけた富治らしい大クマのヌシとの対面など、息もつかせぬ感動の連続で、泣かされる荒筋であると共に、古いこの時代のおおらかな若者の性などの風俗に驚きです。読後の余韻も快い、素晴らしいドラマでした。

  • マタギって全国区の名詞なんでしょうか?

    マタギとは、主に東北地方で熊やカモシカを狩猟して生計を立てていた人たちの呼び名です。本書ではそんなマタギを生業とする男の半生を記しています。とはいえ現代人から遠い昔のおとぎ話などではなく、実に生々しい人間模様と恋愛、家族、故郷について語られています。
    里ではまったくの俗人である若者が、山に入り自然と戦う中で、獣となり、木となり石となり、山の神へと近づいていく姿に圧倒されます。

    正直かなり性描写が多いので大人向けな内容ですが、その描写についても当時の風俗、習慣を入念に研究されたらしく、当時の平民の生の生活感もリアルです。

    私は、読んだだけで映像や空気や息遣いまでが伝わってくる小説が好きです。本書はそんな小説です。

    しかし、やっぱり第一次産業の男はかっこいいね。

全86件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

熊谷達也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×