恋愛詐欺師

  • 文藝春秋 (2004年2月25日発売)
3.04
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本棚登録 : 79
感想 : 20
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163226705

感想・レビュー・書評

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  • 夢と現実を行き来しているような錯覚を起こさせる混沌とした世界。
    文章は結構読みづらく、スラスラと読める感じではない。
    複雑な人間関係に狂気とホラーを入り混じらせた短編集で、人の怖さが際立っている。
    けっこう「うっ」となってしまう内容が多い中、「鳥の中の籠」は切なさも感じられて好きだ。
    逆に「兎を飼う部屋」はただただ苦手。
    ハンバーグが食べられなくなる。
    次は短編でないものを読んでみたいと思った。

  • どろっとした感じがうまい。

  • 短編集。
    面白くはあるんだが、もう一つよくわからないな。
    (図書館)

  • 怖い妄想話の短編集

  • 何か読みにくかった

  • 「黒い美学」……なるほど。恋愛小説っぽいサスペンス短編集、と言えばいいのかな。しかしとにかく言えるのは、どれもがとことん「邪悪な物語」ってことか。これは完全にホラーだと思う。
    やはり表題作「恋愛詐欺師」が一番凄いか。このヒロイン、現実にいたら思い切りむかつくタイプなんだろうけど。あまりにあっけらかんとすっきりして、完全に自分のポリシーを貫いちゃっている部分が妙に清々しい。もちろん、物語としてはどろどろなんだけどさ(笑)。

  • 現代に生きる女ののグロテスクを書いたらこんなになるのかあ。

  • 「純情だ善意だ愛情だ、
     それらは付け込まれるためにある」

  • 岩井志麻子さんの短編集。
    ホラー要素が低めだった。
    ☆3つで。

  • 目が度々痛くなるようになって読書が進まない。困った体だ。それでこの本も何日もかけて読んだ。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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