- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163226903
作品紹介・あらすじ
ヴェトナムに行った男、行かなかった男、裏切った女、裏切られた女、二人の夫を持つ女、待ち続ける男…30年ぶりの同窓会に集う男と女。まだハッピー・エンディングをあきらめたわけじゃない。1969‐2000感動のクロニクル。
感想・レビュー・書評
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アメリカのとある大学の1969年度の卒業生が、31年ぶりに級友たちと再開し、過去と現在を交えながら進行する群像劇。
最初のうちは登場人物の名前と関係がこんがらがり、読み進めるのに苦労したが、波に乗り出すと面白かった。暇つぶしには丁度いい。
年代は全く違うが、90年代に放送されていたアメリカのドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」を思い出した。あのドラマが好きだった人はこの本も好きだと思う。彼らのその後もこんな感じなのだろうな、きっと。
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ゴツゴツしてなかなか読み進めないが、最後には大きな感動が待っている。彼らはちょうど私より二十ほど歳上。今彼らと同年代で、いま読んでよかった。
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38083
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訳者の村上春樹さんがあとがきで語っているように、「人々は生き続けるために、燃料としての記憶を切実に必要としている」。そのことが、1969年にとあるアメリカの大学で青春をおくった若者たちが、31年後7月に同窓会にて集い、その各々の物語を交差させ、新たな燃料とすべく、人生を新たに更新させようとする、再生についての慎ましやかな祈りみたいなお話。
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あくまでも個人的な見方だけど、アメリカ文学らしいハチャメチャっぷり。
会話文などを通したキャラクターのリアリティーがスゴい。書いている作者の理性じゃない部分、無意識とか理性のゆらぎみたいなとこで書いてる部分と、うまく組み立てて面白くしているところのバランスがとてもいい。
村上春樹のあとがきでは下手が上手いみたいなこと書いていたけど、確かにカポーティとかと比べて構成の完成度、無駄のなさという意味では下手かもしれないが、この作家はたぶん技術としてそういう揺らぎを使っているので、リアリティーの完成度という意味ではメチャクチャ上手い。というか、すごく面白かった。
同窓会で出会う50代の男女ら、群像劇。
諦めの進行度とか戦争や政治に対する感覚とか共感できない部分もあったけど、基本的には経験値が違うだけで同じ人間なんだなぁって思ったし、その経験はリスペクトしたい。 -
懐かしい
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村上春樹訳なので
読みにくいってことはないだろうと思って105円で買った本
読みにくい
なんだろう文化の違いだろうか
そんないかにもセリフっぽいこと言わないだろー
いやでもアメリカ人は言うのか????
そんなことばかり考えて
おっそろしく読むのに時間がかかった
久しぶりの同窓会で
あっちこっちで浮気したり不倫したりする話
あっちでも!こっちでも!
人それぞれ人生いろいろなんだからーって話にも見えるけど
あっちでも!こっちでも!
それを寛大な心で紆余曲折あるわよねぇって思えなかった
うんざりするので4分の3くらい読んだところから
斜め読みしてしまった
つまんなかったけど
最後まで読んだので星は2つ -
オブライエンの短編で書いたものを長編にまとめ直したもの
村上春樹訳らしい文章がちらほらあった。 -
50歳を過ぎたあなた、必読です。
みんなじたばたしています。