- 本 ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163227603
感想・レビュー・書評
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御宿かわせみシリーズ。十八年目の春・浅妻船さわぎ・成田詣での旅・お石の縁談・代々木野の金魚まつり・芋嵐の吹く頃・猫芸者おたま・十三歳の仲人。
後半からお石を軸に物語が展開。「お石の縁談」では女性って強いなと思わされ、「金魚まつり」ではどうしようもない男っていつの時代もいるなぁと思わされ、「仲人」ではいつになく粋な展開に一気に引き込まれる。娯楽が少ないように見える時代を否定するかの、可視化するかの描写や季節感は毎度見事。 -
旅籠の主人と彼の周りの人々の生活、また時折の事件などをつらつらと。
江戸時代の庶民的暮らしを堪能出来る。 -
御宿かわせみシリーズ8編。今回は子供達の出番は少なかったが「お石の縁談」「代々木野の金魚まつり」「十三歳の仲人」でお石ファンを喜ばせたと思う。相手も、前に登場してて好感が持てた人物だし、いい組み合わせ。しかしまぁ、登場人物の年齢が分からなくなるな(^^;・・子供達の恋愛模様までシリーズは続くのだろうか・・
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この後の作品を先に読んで、話の流れが今ひとつ、解らず、これを読んでないからだと気付き読み直した。表だい作の話で若者がこの後の作品で中心を担っていくハシリとなる、イイ話だった。
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御宿かわせみ(29)
著者プロフィール
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