- 本 ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163228006
感想・レビュー・書評
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庄野潤三の『めじろの来る庭』を読む。雑誌に載っていたので興味を惹かれたのだけど、調べたらエッセイがいっぱいあってどれから読んでいいか分からなかったので図書館にある今すぐ借りれる本にしたらまだ新刊だったようだ。読んですぐ、現代版『徒然草』という言葉を思いついた。自分の祖父や両親の事を思い出してしまった。日々の生活のささいな事だけど自分にとってとても印象深い出来事を。長女とかわす『こにゃにゃちわ』っていいすね。可愛らしい。
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今回もすこぶる「繰り返し!」(笑)てます。ました!
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これって、「長編小説」なの??そういう風に説明が書かれていたんだけど・・。
長い長い日常、随筆、記録?
おじいちゃん、おばあちゃんの日常。
飾り気のない日常。季節を感じて、家族を大切に想う日常。
同じ時間を過ごすことが楽しくて、2人で生きていくという毎日。
読んでいて、胸が温かくなった。眠る前に読んでいてとっても幸せな気持ちになった。野鳥を観察する様子、植えた花を喜ぶ様子、家族の成長を見守り、巣立ったあとの子ども達との関わり合い。
どれもとっても温かくて、可愛らしくて、素敵だなぁと。これが結婚だと思った。
私が描いていた未来。
80歳過ぎたおじいちゃんの日常にひどく心が揺さぶられた。 -
静かな時がゆるやかに流れている。何の機を衒ったところもなくそのままに書き記した穏やかさに溢れている。
80歳になって 一日二万歩以上を歩き ざぶとん枕のごろ寝を愛する著者に寄り添っているような一冊である。心地好い。
ありがとう・嬉しい・よかった などの言葉が何度もくりかえし出てくる。日々何事にも感謝の心を忘れずに過ごす著者の心持ちが素晴らしくやさしい。
著者プロフィール
庄野潤三の作品





