人間の天敵

森村誠一

• 文藝春秋 (2004年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[*go!go!afro*さんの感想 · 2017年1月11日]

少しヒヤリとする短編４編。
うち３編に登場した笹野老人は何者だろうか。
シリーズ外になるのだろうが、棟居刑事が出ているのも「オッ！」と思った。

[館長さんの感想 · 2014年8月31日]

(収録作品)人間の天敵／ラストシーン／殺人のフェロモン／複眼の凶像

[ちびたけさんの感想 · 2004年11月11日]

全4編を収録する社会派ミステリー集。
『人間の天敵』:妻の死をきっかけにバラバラになってた家族がまとまりをみせるのは、いいんだけど、なんだか悲しいな。だけど素敵な物語。

著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」