- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163230504
感想・レビュー・書評
-
p.2004/7/6
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分は何者でもなく何者にもなりはしない…
-
短編集。「最後の変身」が良かった。
-
図書館より
ジャンルは純文学になるのかな? 残念ながら自分には合わず最後まで読み通すことが出来ませんでした……短編集だったので、何編か読んで思ったことをつらつらと書いてみます。
まず結末がいまいちよくわからない話が多かったです。何かしらのメッセージを込めて書かれた作品ばかりだと思うのですが、ズバリ何を伝えたかったのか、と考えるとうーんと考え込まざるをえない。そもそもメッセージ自体あったのかどうか、そもそも何が書きたいのかもよくわからないというか……
実験的な作品が多いらしく、そう言われると今まで読んだ本と違う印象を受けたのにはある意味納得がいくのですが、それがいいかどうかとなるとまた別問題なわけで……
他の小説とは違う見方で挑まないと、この本の良さというのは分からないのかなあ、という感じがしました。
筆力については芥川賞を受賞されているだけあって十分に読みごたえがあったのですが、あまり心に響いてくる感じではなかったです。またそのうち違う作品で再挑戦してみようと思います。 -
「バベルのコンピューター」、読み始める前に難しそう、拒絶されそうと思っていたが(数字の単位と脚注の細かい文字にくらくらし)おもしろかった!
-
苅部先生が解説を書いているとの噂を聞いて。
-
未読
-
「最後の変身」が非常におもしろかった。カフカの「変身」とドストエフスキーの「地下室の手記」を読む際のおもしろい視点の獲得になったと思う。
-
バラエティにとんだ短編集。
難解だけど、独創性があり面白い。
「最後の変身」が・・・虫が・・・むし・・・。
著者プロフィール
平野啓一郎の作品





