- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163230603
感想・レビュー・書評
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図書館で偶然借りた本
すごくいい!おもしろい。皆、魅力的だった。縁の描き方がちょうどいい、心地よい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初から惹きこまれたわけではなく、気がついたらすごくすごく好きになってた。
不安定なようで、実はしぶとくて強いな、と思う。
絆とか人間としての強さとか、全部。
社長の津田とゲームデザイナーの七郎。彼の元妻、友人のサオリ、部下や後輩。
ただ平行に同じ世界でそれぞれ生きてる。
その中でいつのまにか距離感が遠くなったり、ふと近くなったり。
それってなんか、すごいね。 -
またダメ男の日常を・・・
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ご本、出しときますねを観てから気になっていて読みました。
シュークリーム出てきた瞬間、「シュークリームラブだ!!!」とひとりごちてしまったです。ふふふ。
なんとも穏やかに進んでいく日常のことだけど、時系列がバラバラで、主人公の回想とリンクできていくようで心地よかったです。 -
最初読んだときはあんま響かなかったが、日が経つにつれ、何回も思い出す。小説も文化だからかな。文化がなくなるのはさみしいなぁ。
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ゆるりとしてわたしの好きなザ・長嶋有さん!という感じの本です。
タイトルが「シュークリームラブ」ではなく「パラレル」でよかった… -
(2016/12/19読了)
何度か、借りては返しを繰り返し、今回やっと読めた。長島さん初の長編か…なかなか長島さんテイストが沁み渡っていていいぞ。早く読めばよかったな。
登場人物の職業や生い立ちなど、いわゆる普通の人とは違っているけど、あぁ、そう言う時ってそう考えちゃうよね、うん、とりあえず言っとくよねって共感する場面が多々あった。
(内容)
妻の浮気が先か?それとも僕の失職が原因か?錯綜する人間関係を軽妙なタッチで描いた著者初の長篇小説。 -
2015/8/27
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あー絶対忘れた頃にもう一度読み返して楽しい思いを再度したい、と思った作品。どうしてこうも前半から半ばまではふ~んと思うのに、たいした大きな展開があるわけでもないのに、後半一気にどどどーっと読み進んで最後「また会いたい」と思わせる作品があるのか。不思議。パラレルと題がついているだけあって、パラレル。今のことを話しているかと思えば二年前の話に遡ったり。それに規則性を見いだすときもあれば何故いま戻るのか分からないときもあって、ランダムなタイムスリップをしている印象。でもでもやっぱり、あのときの台詞をまたここで使う、とか、あのときのことはこれか、とか、お決まりの技法でお約束の通りほぉ~と感嘆するのが楽しいんだろうね。ひっさびさの星5つ。
著者プロフィール
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