- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163231709
感想・レビュー・書評
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2019 10/19
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一気読みしてしまいました。美人な姉と愛嬌のある妹。それぞれの複雑にからみあった恋愛模様といった感じ。姉は妹のものだからこそ妹の旦那に惹かれたのか……映画化してもきれいにまとまりそう。クライマックスシーンの情景が目に浮かぶようです。
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2015/03/21 読了
ぐちゃぐちゃのどろどろなんだけど、不思議な透明感。行為そのものの描写はほぼないのに、じわじわとエロい。
すっきりどころか、もやーーーっとしたままで読後感もやもやもやもやもやーなんだよーなんだよーって枕ばっしばっししたい衝動なんだけど読み心地が良くて読んでる間はうっとり気味でした。登場人物だれにも惹かれないのに惹きつけられる作品。 -
両親が開いていたペンション「だりや荘」。
再開するために戻ってきた杏とその夫、迅人。それから、杏の姉である椿の話。
段々といろんなことが解っていくから、それにに引き寄せられてするすると読んでしまった。 -
2014.06.04. 読了
私は兄弟姉妹がいないので
杏や椿の気持ちがわからない。
迅人の自信はどこから来るのかな -
こんなにもあっとゆう間に読めたのは初めてかも。
けど、うちにはちょっと難しかったかも(>_<)
最初は迅人のあったかさにほんわかしたけど、途中からは最低としか思えなかった。一方、翼くん最高。
姉妹の絆にはなんか不可解な部分もあった。 -
最後まで、何ひとつ完結しないし、不条理だし。でも、人間の本質の何かを表しているのは感じられる。人物描写が相変わらず巧みな作者。終わり方が何とも言えず、途上で、未完成で、継続的。それもまた人生かも。
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この作家の小説は、男性に対する「卑下」がどれくらい抑制された文章であるかが、僕にとっての評価に直結すると感じる。ダリア荘では、まったく抑制されていない。30代、40代の恋愛にとって肉体関係はそれほど重要なものなのだろうか、、、この人の小説はあまりにセックスばかりで辟易としてくる。