サウダージ ヒートアイランド3

  • 文藝春秋 (2004年8月4日発売)
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感想 : 42
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  • 本 ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163232201

感想・レビュー・書評

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  • 今回はいつものメンバーであるアキ、柿沢、桃井の他に柿沢が昔三下り半を下した厄介者、耕一とその彼女、コロンビア人のDD、そしてアキの恋愛が物語の中心となる。

    今回のネタは耕一が仕入れてきた麻薬取引。内容はこれまでよりもハードではないものの、アキに彼女ができ、そのエピソードによって、アキの内面を知ることができ、さらに好きにさせてくれたし、厄介者ではあるが、何故か憎めない耕一。それから、かなりの美貌だが、ノータリンでラテン系のDDなど、なかなか面白かった。

    回を追うごとに、柿沢たちの人間性の良さが出てきて、物語をさらに面白くさせてくれる。
    それにしても、DDと和子はいいオンナだったな。2人とも幸せになって欲しい。

  • もういいかな

  • 故郷を捨て、過去を消し、ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は、コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う。
    気分屋でアタマが悪く、金に汚い女。
    だが耕一はどうしようもなくDDに惹かれ、引き摺られていく。
    DDのために大金を獲ようと、耕一はかつて自分を捨てた仲間―裏金強奪のプロである柿沢に接触する。

  • わかりやすい裏社会、残忍なシーン、色々あるが、駆け引きや、ピンチありで、全体的には面白かった。

  • 4.0 ヒートアイランドシリーズ。期待通りの面白さ。

  • 面白かったけど、深くは無い。はじめのうちは時系列とか登場人物とかがよく分からなかった。もう一回読み直せば分かるんだろうけど、その気力は無い。

  • シリーズものだと知らずに借りた1冊。始終誰目線かわからず…本の帯には耕一の話っぽく書いてあるけど、アキ目線も多くてラストもアキで終わる。DDがバカすぎてイライラしっぱなしだったしだいたいの結末の予想もできたけど、シリーズものなんだったら他のも読んでみて判断したい。

  • ヒートアイランドの姉妹本。
    読んだことがあるかもだけど、もう一度読んでみる。

  • つらい過去をもつ耕一
    頭の弱いどうしようもなく理性もないただ感情むきだしのDD
    そんなDDに惹かれてひっかきまわされて
    どんどん悪い方向へと進む耕一
    そうなるとわかっているのに離れられない
    読んでいてもこの〜DDは・・・・こんなときに
    こんなタイミングでなど本当いっーーー!と
    いらだつことしばしば
    でも、最後は愛だなってしみじみ思った。
    耕一がかわいそうだった。
    柿沢、桃井はかっこいい
    アキはヒートアイランドのときから好きだが
    今回は少年のような恋をするアキが意外で
    かわいいなと思った。

  • ヒートアイランドシリーズの三作目。すっかりこのシリーズにハマってしまいました。
    これまでの作品と比べると、“仕事”の部分に物足りなさは感じるものの、やっぱり面白かったです。

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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