- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163232409
感想・レビュー・書評
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水中人や、敵対組織のアジトにエアコンをとりつけ堕落させるアメリカの工作員、冷戦の終了で報酬として約束されていたリゾート地の小さな別荘を反故にされて日本で冴えない漫画喫茶を経営するロシアの諜報員、タイタニック号のように氷山と衝突し沈没した島出身であり島の伝統で大量の氷を背負う謎の愛国者団体主催者、物事をうやむやに処理する公的機関の職員夫婦、ギリシャ的文体で語られる理不尽なシステム開発の現場・・・などがゆるゆると絡み合いながら展開していくが、常にB級映画的な雰囲気が漂い、常人には理解不能でハイセンスな不条理ギャグ小説です
クトゥルフ的なモチーフが時たま登場するが作者の趣味なのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでる途中はわけわからんかった
しかし読み終わってみると
面白かったのかもしれないと思うこの不思議さよ -
さっぱりわからないけど暑苦しさだけは伝わる。
裏表紙の3匹並んだのは水棲人かな? -
ホメロスがわからないから構造を理解出来てないかもだが、全体的なバカバカしさに対し、緻密に書かれたスパイ・アクションや難航するシステム開発の描写の対比が面白い。めちゃくちゃ深刻な事態がゆるーい設定の上で行われてて、冗長でナンセンスな文章なのにスリリング。
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私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2012.12.4読了
作者の才能を感じさせる作品です。
よく計算された文章が、上手く考えられて並んでいる。
実験的とも見える作品だが、作者の才能により、完成されたものとなっている。
ただし、あまり面白くないのが瑕疵となっている。 -
伊坂幸太郎絶賛の小説。ホメロスの叙述形式を活かしたメタ小説。受け付けませんでしたorz
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ホメロスの文体で現代小説を書くというアイデアの馬鹿馬鹿しさがすばらしい。重々しい文体と、脱力させる内容。私は大好きだ。
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正直・・わけがわからなかったw
自分にそなわる読解力が乏しいせいか?あるいは自分の頭の柔軟さみたいなのが足りないせいだろうか?
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