熱帯

著者 :
  • 文藝春秋
3.13
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本棚登録 : 167
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163232409

感想・レビュー・書評

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  • 水中人や、敵対組織のアジトにエアコンをとりつけ堕落させるアメリカの工作員、冷戦の終了で報酬として約束されていたリゾート地の小さな別荘を反故にされて日本で冴えない漫画喫茶を経営するロシアの諜報員、タイタニック号のように氷山と衝突し沈没した島出身であり島の伝統で大量の氷を背負う謎の愛国者団体主催者、物事をうやむやに処理する公的機関の職員夫婦、ギリシャ的文体で語られる理不尽なシステム開発の現場・・・などがゆるゆると絡み合いながら展開していくが、常にB級映画的な雰囲気が漂い、常人には理解不能でハイセンスな不条理ギャグ小説です
    クトゥルフ的なモチーフが時たま登場するが作者の趣味なのだろうか?

  • 読んでる途中はわけわからんかった
    しかし読み終わってみると
    面白かったのかもしれないと思うこの不思議さよ

  • ホメロスがわからないから構造を理解出来てないかもだが、全体的なバカバカしさに対し、緻密に書かれたスパイ・アクションや難航するシステム開発の描写の対比が面白い。めちゃくちゃ深刻な事態がゆるーい設定の上で行われてて、冗長でナンセンスな文章なのにスリリング。

  • 面白くない。
    意味が分からない。
    読まなければよかった。
    「キチガイ」を気取った文章。

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2012.12.4読了

    作者の才能を感じさせる作品です。
    よく計算された文章が、上手く考えられて並んでいる。
    実験的とも見える作品だが、作者の才能により、完成されたものとなっている。

    ただし、あまり面白くないのが瑕疵となっている。

  • 伊坂幸太郎絶賛の小説。ホメロスの叙述形式を活かしたメタ小説。受け付けませんでしたorz

  • 何度も途中で投げ出しそうになったよ・・。・・・?面白みがよく分からなかった。
    まぁ、ちょいちょい笑えるんだけど、全体的に小説としてどうなんだろう。伊坂さんの好みって・・・。

    水棲人によって核爆発は免れ、みんな無事。

  • ホメロスの文体で現代小説を書くというアイデアの馬鹿馬鹿しさがすばらしい。重々しい文体と、脱力させる内容。私は大好きだ。

  • 正直・・わけがわからなかったw
    自分にそなわる読解力が乏しいせいか?あるいは自分の頭の柔軟さみたいなのが足りないせいだろうか?

  • ごめんなさい。趣味が合わなかったみたいです。読了できませんでした。

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著者プロフィール

宮城教育大学教職教育総合学域発達教育部門 教授
主著『子ども観のグローバル・ヒストリー』(編著)原書房 2018年
  『子どもの心によりそう保育・教育課程論〔改訂版〕』(編者)福村出版 2018年
  『世界子ども学大事典』(共訳)原書房 2016年

「2021年 『「10の姿」をこえる保育実践のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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