- 本 ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163234007
感想・レビュー・書評
-
ツチノコを思い出した(笑)。
見た人がいて、これまでに見たことがない風貌だったらそりゃ気になる!
嘘じゃなくていて欲しいと読みながら思ってしまった。
人口が少ない地方はどこも同じような状況なんだろうか。
現在、縁あって田舎ぐらし中だからわからないこともないけれど。
ものが豊か、便利だけが魅力だと思わないので、田舎は田舎らしく堂々としていいよね〜。逆に、こんな素敵な環境に人が居過ぎたら息が詰まりそうやもの。
しかし、ヒナゴンいてくれたんだね〜。ヤッター。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1970年代、広島県比婆郡比婆山、ヒバゴン現る。
嘘のような本当の話。
この実話をベースに重松清が、市町村合併問題を絡め、ハートフルにヒナゴンを描く。
私たち、日本人の誰もが心の中に持っているような、山奥の町。
そして、心のキレイな人たちにしか見えない、ヒナゴン。
ヒナゴンの正体とは、何なのだろう。
それは、私たち一人一人の胸にあるのではないだろうか。 -
田舎の過疎の町が舞台。
時代は平成の大合併、小さな自治体で奮闘するいっちゃんたちオジサンと、ヒナの町を愛する若者たちが、ヒナゴンを探す。
結構面白い、小さな町村の実情を知っているからこそ、読んでいて感動する場面も多々あり。 -
2016_01_18-0008
-
③/202
-
過去に読んだ本。物語の終わり方が大好きで、何度も読み返したくなる。元気をもらった本。
-
重松さんらしい友情もんでした。
伝説のヒナゴンやいまどきの市町村合併、選挙などからめながら、後半ドキドキさせられました。
涙がでるって作品ではないけれど
読後さわやかな風が吹いてきます。
やる気になる! -
重松清の話は、本当に泣かせてくれるので困ったものだなと思う。しかもそれが、ほろ苦くて優しいものだから尚更に。
合併を迫られた田舎街で展開されるヒナゴン騒動と選挙。それらを通じて、いつまでも子どもではいられない現実に迷うノブと、元祖悪ガキ中年イッちゃんを軸に物語は進む。無知で無邪気、だけど本当は文字通り大きな人であるイッちゃん。イカしてるなぁと思う。そんな大人は今、どのくらいいるのだろう。挫けそうな大人にこそ、読んで欲しい一冊。 -
泣けるところもなく、盛り上がりもない。期待しすぎた。
著者プロフィール
重松清の作品





