- 本 ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163234403
感想・レビュー・書評
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「魔術師 イリュージョニスト」(ジェフリー・ディーヴァー : 池田真紀子 訳)を読んだ。
シリーズ五作目だけど、マンネリなどどこ吹く風の、ここにきてひとつ突き抜けた感ありの面白さだよ。
私の中ではもう《リンカーン・ライムシリーズ》ではなくて《アメリア・サックスシリーズ》なのだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライムシリーズ。
万能な奇術師を追いかけるが、変装やトリックを駆使する犯人に手を焼く。
一旦は捕まえても脱出され、さらに追いかける。
追いつめがカンと運というのがあり、やや興ざめ。
それでも精緻な記述と展開でかなり楽しめる。 -
待ちに待ったリンカーンライムシリーズ第5弾。今回の犯人は魔術師。あと少しというところまで警察は犯人を追い詰めるが毎回衆人環視の中で早変わりで消えてしまう。2転3転する展開に今回も読み終わるのが勿体無いくらい楽しかったです。
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2023年秋にTBCで放送されたTVドラマ「VIVANT」。面白かったのは最初の2〜3話だけ。緻密と思われた設定が、ご都合主義的展開に流されていき、ラストの「まさか」のどんでん返しの連続に至っては、もはやミステリーではなくコメディ。
どんでん返しの連続といえば、このジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ。やり過ぎは、、、、ね。 -
騙された~~~
お見事でした
最後まで、キッチリ騙された -
ニューヨークの名門音楽学校で殺人事件が発生。犯人は人質を取ってリサイタルホールに立てこもる。駆けつけた警官隊が包囲し出入り口を封鎖するなか、ホールの中から銃声が聞こえてきた。ドアを破って踏み込む警官隊。だが、犯人の姿はない。人質もいない。ホールは空っぽだった……。衆人環視のなかで犯人が消えるという怪事件の発生に、科学捜査専門家リンカーン・ライムと鑑識課警官のアメリア・サックスは、犯人はマジックの修業経験があることを察知して、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。奇術のタネを見破れば次の殺人を阻止できる。しかし、超一流イリュージョニストの“魔術師"は、早変わり、脱出劇などの手法を駆使して次々と恐ろしい殺人を重ねていく――。リンカーン・ライム・シリーズ第5弾。
原題:The Vanished Man
(2003年) -
わかっちゃいるのにミス・ディレクションにやられてしまったのに加えイリュージョニストにもやられてしまうと翻弄されまくりの作品。面白かったです。
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『音楽学校の学生が殺害される事件が発生。警官隊は現場にいた犯人を密室に追い込んだが、不思議なことに犯人は忽然と姿を消してしまった。その後も摩訶不思議なトリックを使った殺人事件が連発。元科学捜査班のライムは犯人にはイリュージョンの知識があると推測し、マジシャン見習いの女性に捜査の助力を依頼する。犯人の本当の目的とは一体……?』
ライムシリーズ、第5弾、めちゃくちゃ面白かったです!
今回の敵はイリュージョンを悪用する”魔術師”。壁抜け、目眩まし、手錠外しなどで翻弄する、過去作で最も危険なヤツです! 何より早着替えと変装を得意としており、年齢や性別までをも偽ってしまうため、通りすがりの誰も信じられなくなるのです……恐ろしい。
『ボーン・コレクター』で怪人と対決した後、『コフィン・ダンサー』で暗殺者とのタイムリミット・サスペンス、『エンプティー・チェアー』ではNY郊外の少年の誘拐事件、『石の猿』では中国から渡来した暗殺者との攻防など、様々な試みがありました。今回は過去シリーズの面白かったところが全部詰め込まれている感じです。怪人二十面相を彷彿とさせるクレイジーな犯人や豊富なイリュージョンの知識、無関係と思われた事件との意外な関わりなど! もちろん、どんでん返しの伏線がたっぷり張られているので、一瞬たりとも油断は禁物です!
著者プロフィール
ジェフリー・ディーヴァーの作品





