- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163234502
感想・レビュー・書評
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BL要素漂う美しい和風幻想譚といったところ。男性同士の恋愛がほとんどだけど、そこにタマシイとか異界と交わる不思議な世界観が入り込む。
前に読んだ左近の桜シリーズは、この世のものでないものとの交わりだったのが、今回はかなり現実味がある。と言っても、あからさまな描写はなく、妖しくも美しい雰囲気は健在。
「タビノソラ」「花の下にて」あたりがお気に入り。『あめふらし』とのリンクがあるらしいので、そっちも読んでみたい。 -
出てくるモチーフや言いまわしが独特で好き。
雨洩り診断士とか耳の素焼きとか夢を購うとか、効いてるなあ。
すこし意地のわるい会話も好き。
非現実的なものがするりと溶け込む。 -
えっBL。
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長野まゆみ短編集。
表紙にひかれて手に取りました。
が、ほとんど男性同士の恋愛話です。
ちょっと苦手でした…(^_^;)
不思議だったり、ちょっと怖いかったりもするのでそこは楽しめたんですけど…
「希いはひとつ」が一番好きかな。 -
短編。
見知らぬが学生が渡してきたのは、かつて姉からもらった小箱だった。
願いを込めた小箱の鍵を、肉体を超えて探したこと。
薬売りからもらった酔い止め薬を飲んで、他人の肉体にうつった魂と、時空を超えて出会った薬売り。
部員一人と評判の冴えない教員の卒業後の不器用な恋の行方。
代筆求むというバイトに応募して、異空間をさまよったこと。
取り違えた傘を持ち帰ってから、家じゅうが雨漏りして、雨合羽の男に見せられた落としたコンタクトを見て、死に損なったことを知ったこと。
まあBLだった。
どういうわけか過去に読んだことがある記憶があるのだけど、こちらには初登録の謎。 -
久しぶりに読んだら、多くを忘れていました。最初の話が好きです。ハッピーエンドでありますように。
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満足。
ちょっと不思議で、だいぶBL。現実に、自分では絶対に体験できないであろう内容が、好きなんだと気づいた。 -
少し不思議BL短編集。
皆が皆実は死んでいるわけではないし、少し不思議かBL展開が共通項なのかな。
希い(ねがい)はひとつ
こういうの好き。ありがち?
男子学生は後の市村か仲村か。
橘河ではないっぽい。すごく若い時とかならありかも。
最低の一日
クレンジングフォームを持っていて、トイレで化粧を落としてたら、落ちてると思うんですが、どうですか?
化粧を落としたのは水洗いでってことなんですか?クレンジング持ってるのに?
待ちきれない
で、イワとウバが逃げて小栗に送ってもら平木。
連れて来た犯人が小栗なのに、送ってもらっていいの?
アパートの鍵
絵が気になる。
どこかのアパートらしき一室の白い扉。電話線、小さな呼び鈴、水道局の金属プレート、公共放送のシール、郵便受けの番地は荒木坂3-402-32、表札はない。
ほとんどすべてが白だけで構成。
額縁の下側に鍵が嵌めこんである。古風な金属製の鍵。小さなわりに重い。ひねりの部分に精巧な透かし、紋様はザクロと土竜。
前に読んだあめふらしと共通の人物が出てくるのはタビノソラ、雨過天青、雨師。
著者プロフィール
長野まゆみの作品






そんな要素があったんだねー。びっくりーー。
ワタシもひけてしまうんだけど、「きのう何食べた?」
ぐらいの感じだ...
そんな要素があったんだねー。びっくりーー。
ワタシもひけてしまうんだけど、「きのう何食べた?」
ぐらいの感じだったら読みやすいよね[*Ü*]
次のお話が気になる構成なの楽しみーー♡
読む時はちょっぴりココロの準備をして楽しむねーー♪