- 本 ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163235806
感想・レビュー・書評
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L
渋い。安定のサスペンス。
多方面からの関わりが良くできていて、なおかつわかりやすい。ひたひたと忍び寄る恐怖感や日常長屋との関わりやら良いバランス。
ちょっと大げさな演出があるのは否めないが切迫感も伝わってくる。
それに長屋の婆さんたちが良い味を出してるんだよなぁ。読み応えと読了後のなんともいえない気持ちがね、いいね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
期待した下町ものではないけれど、謎解きと恋愛と、ほどよいバランスでした。武張りすぎないのもいい。
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2冊目の北作品です。
これもまた、丁寧に書かれているのが窺えます。ストーリー全体の雰囲気も素敵です。じっくりと進むことに変わりは無いのですが、やはり飽きずに読めました。
登場人物や周乃介の住んでいる彦十店の様子もさることながら、今回は柏木屋の別邸の描写が特に見事でした。作中では、説明が長いのですが、その忍者屋敷の様な不思議な造りをすぅーっと想像できるのには、本当に驚きです。そして、桜の木がとても幻想的でした。 -
時代小説としてのストーリーとしては特に斬新でもないのですが、描かれている長屋の話がリアルで、自分もそこにいるような感覚になります。
「夏の椿」という題名が非常に心を打ちます。改題して正解です。 -
なかなか。江戸の街中を歩いてるような、そんな気分になれます。
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すっごく暖かい。周乃介に惚れました。
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江戸のサスペンス大いに楽しめる
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1月24日購入。25日読了。とても良かった。周乃介の言葉遣いの統一感がないのが若干気になるけど最近読んだ時代劇の中ではピカイチだと思います。
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よくあるカンジだけど、長屋の騒動はおもしろい。
北重人の作品





