赤い長靴

  • 文藝春秋 (2005年1月14日発売)
3.10
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感想 : 178
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784163236100

みんなの感想まとめ

独特な雰囲気を持つ二人の関係が描かれ、読者はその奇妙さに引き込まれます。夫婦の不健全さを感じつつも、どこか安心感を覚える不思議な感情が心に残ります。情景描写の巧みさも際立っており、特定の言葉やフレーズ...

感想・レビュー・書評

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  • なんだか噛み合わない2人の雰囲気が奇妙な世界観をつくり、不健全にさえ見える
    でも、形は違えど、夫婦ってこんなもんって思えば少し安心するような不思議な気持ちになった

  • ふぎゃああああああああああああっ!
    すばらしい!!

    P248 『〜粉末クリーム入りのコーヒーを啜りながら、業務連絡を聞いた。』なんて、超情景描写が上手!事務所の様子が詳細に書かれているわけでもないのに、粉末クリーム入りのコーヒーというだけで、事務的な匂いがする。

    江國さんの作品はすばらしい!

  • なんてすっきりしない小説なんでしょう。
    不穏な空気を漂わせつつ結局は平和で幸福な日常。
    私は決別のラストが見たかった。日和子に夫を糾弾してほしかった。夫との齟齬の場面で彼女が笑うたび苛々した。「笑うのと泣くのは似ている」というのはこの作品を通しての重要なワードのひとつですが、それにしたってそこは泣こうよと。
    そして本当に嫌な夫。
    タイトルは全体のテーマをうまく象徴していて、秀逸です。

  • 買った本だから何度か目かはわからないけれど、つい、ちらと読んだら最後まで読んでしまった。

    大きな事件があるわけでもないのに、夫婦の心理だけで、よくこれだけ書けるな、と思う。

  • 2014年8月16日読了。
    かみあってないのに必要だと感じている。それが、夫婦か。

  • 旦那さんの言葉の通じなさが狂人のようでこわかった。

  • 130223*読了
    旦那さまの逍三さんに、イライラしてしまうんだけれど、でも、愛おしくてたまらなくなる。
    わたしはきっと、日和子さんのような性格なのかもしれない。
    そして、逍三さんのような人を好きになるのかもしれない。

  • やさしい気持ちになりました。

  • かみ合ってないのに、収まってる。
    この居心地の悪さと、笑ってしまうおかしさ。

    こんな旦那さん、いそうだ...

    しっくりこなさ加減、でもそこで「おかしい」って笑ってしまう日和子に、なんともいえない気持ち。

    なんなんだー、この本。

  •  悲しいな。人間って夫婦って、愛って所詮そういうものだって、きっとどこかで分かっているけれど、それでも、こんなに救いようもなく言葉にしないで欲しかった。

  • 終始ふわふわしていて、読む人によってはイライラしたり合わないと思ったりするかもしれない。私は江國さんらしい雰囲気の小説で好き。結婚生活が長い人なら気持ちが何となく分かるのでは。

  • 夫婦関係が冷め切った時に読めば分かるかも?

  • 変だけどそれでいいのかも
    私は面白かったが誰かに勧めようとはならない
    言語は人格、どうしようもないのね

  • ふむ

  • 連作短編集。
    塾の模試に出ていて、「意味がわからん!」と子どもが言っていた「箱」を読もうと思い、図書館で借りてきました。模試で何故この話だけを切り取って出題したのかは疑問ですが…。
    結局なんだかんだと、一冊読了して思ったのは、ゴミはゴミ箱に入れてくれるし、濡れたまま布団に入らないし、うちの旦那さんがまともで良かった!ということ。まぁ、生返事はたまにあるけども。

  • 夫とうまくいかない話が多い。

  • 子供のいない熟年夫婦話。周りの空気を気にしすぎる妻、妻の話を全く聞かず、家庭では社会不適合者となる旦那。とにかく旦那の態度に終始イライラ。それなのに何か一歩を踏み出す(踏み外す?)事もしない妻にもイライラ。最後まで読んで思ったことは「なに、この、はなし……」

  • 20170228

  • 淡々とした内容で、なんかよくわからなかった。

  • 江國 香織:作 文藝春秋 初版2005

    結婚前に読んでしまって良いのかな?と思いました。

    結婚して10年。子供の居ない、夫婦生活を淡々と描いているこの作品。
    私は、女だから どちらかというと 日和子(奥さん)よりの目線になるのですが…

    こんな夫、嫌だなー と思う。

    それでも日和子は、夫がいないと 淋しいと思ってしまう。

    そんな感情が「夫婦」という関係においては成立する…?
    私はこの二人のやり取りをみていて 両親を思い出しました。
    何回でも、いつでも、同じことを繰りかえして 怒ったり 笑ったり 泣いたり しているなー。
    この夫婦と同じだな、と。

    結局どにでもいる夫婦像なのかもしれない…そう思うと…

    結婚前に読んでしまって良いのかな?と改めて思わざるを得ません。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに・かおり):1964年東京生まれ。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文学賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞。他の小説作品に『つめたいよるに』『神様のボート』『東京タワー』『抱擁、あるいはライスには塩を』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』など多数。『絵本を抱えて部屋のすみへ』『いくつもの週末』『雨はコーラをのめない』『旅ドロップ』などのエッセイ集や詩集・童話・翻訳など多彩なジャンルで活躍。 

「2024年 『読んでばっか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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