孫文の女

  • 文藝春秋 (2005年2月23日発売)
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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784163237305

感想・レビュー・書評

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  • 以前宗家の姉妹の話を読んだ。(蒋介石の妻もその一人)その三姉妹の一人の夫《孫文》の名に惹かれ読み始めたら短編集だった。一世紀程前の史実に基づいたお話。たしか孫文には日本にも子孫が存在すると言われていた。そう言う事だったのだなとわかった。男尊女卑の時代も歴史上の出来事、歴史上の偉人達の話には、裏で動いた女性達の大きな働きが有ったようだ。どのお話も面白かった。ただし男性が書いた女性の気持ちで有ることはは否めない。女性作家が書いたならばまた違った物になるのだろうなと思う。

  • 近世期を終え、固有の和文化から文明的洋文化への移行を果たさんとするとき、世界の男性たちにとってこの国の女性ほど理想の女性はなかったであろう。つつましく献身かつ知性あり。

  • 「アイアイの眼」「ブラキストン殺人事件」オーロラ宮異聞」「孫文の女」の4編が収録されています。
    決して歴史の表舞台に立つことのない人たちに光をあてる著者には感服でございます。
    それにしても、男達は何故こんなにお馬鹿さんなんだろうか?大事なことを女性にべらべらと・・・

  • (収録作品)アイアイの眼/ブラキストン殺人事件/オーロラ宮異聞/孫文の女

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著者プロフィール

1940年秋田県生まれ。出版社の雑誌編集を経て、作家活動に入る。88年『凍れる瞳』「端島の女」で直木賞、95年『夢幻の山旅』で新田次郎文学賞、2000年『夢顔さんによろしく』で柴田錬三郎賞を受賞。

「2011年 『ウェルカム トゥ パールハーバー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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