反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163237701

感想・レビュー・書評

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  • 表題になってる第4話の『反自殺クラブ』を読むにあたって、
    ちょうどいい機会だから自殺系サイトを覗いてみた。
    (もう20年弱インターネットをやってるけど、初めての体験。笑。)

    びっくりするぐらいくだらない理由で
    「死にたい」とほざいてる奴の多い事。
    具体例は書かないけど、
    僕の感覚で言うと、
    「彼女におねだりされた高級フレンチのフルコースが1人3万円もするから死にたい。」
    って書いてる様なもの。

    いやいや、
    お前まだ食いに行ってもねーし、
    その事態を避ける方法(節約する、バイトする、彼女を説得、etc)を考える事を放棄してるだけじゃね?

    みたいな印象を持った書き込みがゴマンとあった。

    まぁでも、
    本人からするとそれはとても深刻で、
    他人がどう感じるなんかなんて関係無いのかも知れない。

    でも、その割りに
    「家族に保険金は降りるだろうか?」
    なんて心配してる。

    金の心配するなら、
    ついでにお前が自殺して、
    後に残された家族の精神も心配してやれ、
    「あの時、ひと言かけてれば」とか、
    「もっと何かしてあげれてたかも知れない」とか、
    そゆのを一生背負って生きて行くと思うよ。

    まぁ、逆に言えば、
    しょーもない事を死ぬ理由にする奴が居るなら、
    しょーもない事を生きる理由にする奴が居ても良いと思った。

    例えば、
    「可愛い子と話をする為に俺は生きる!!」
    みたいな。
    それがそいつの人生において、
    何よりも重要なファクターであれば誰も非難をする事は出来ないって事ですよね♪

    長々と書いたけど、
    こんな事を考える機会を与えてくれた一冊でした♪

  • 池袋ウエストゲートパーク5を読了
    今回は目を背けたくなるような惨虐なシーンはなく、楽しく読むことが出来た。
    3章死に至る玩具や4章反自殺クラブは社会問題にも切り込んでおり、少し切なさも。

  • ネタが振るわなくなっちゃった?

  • 親を自殺で亡くした“自殺遺児”たちの依頼を受けたマコト。
    自ら潜入工作員となり、ネットで集団自殺の斡旋をする謎の男“スパイダー”を探し出し、ついに自殺幇助の証拠を見つけるが……。
    “池袋のトラブルシューター・マコト”は今日も池袋のストリートを駆け抜ける。

    IWGPシリーズの5作目

  • マコトに相談が持ち込まれて、大抵の場合Gボーイズキングのタカシに協力を仰いで、マコトがなんか沁みることを言って解決、という安定の流れ。作を重ねるごとに出世していくサル。表題作の登場人物ヒデがいい味出してると思った。筋トレは悩みにも現実逃避にも効くのかもしれない。

  • 今日も池袋には事件が香る。風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。集団自殺をプロデュースするインターネットの“クモ男”-。ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾。,"ドラマ化しましたよねー。

    私見てなくてレンタルしたんですけど。






    なんかちょっと雰囲気ちゃいますよね雷雷






    どっちが好きかはまぁそれぞれだと思いますが。






    私としてはもうマコトがTOKIOの長瀬君だったときからピンチでしたどんっ(衝撃)あせあせ(飛び散る汗)






    あとはキングが、窪塚洋介とかっっっあせあせ(飛び散る汗)






    山井が坂口憲二とかっっ

    サルは妻夫木聡だしっっ(惚れたよっ)








    あと渡辺謙さんとかっ杉田かおるさんとか



    芸能界ワカンナくても、ゴーカぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)メンバーってのは分かりますよ。これっ



    私としてはマコト母好きですハート






    この本との出会いは、図書館でした。




    石田衣良の衣良が読めなかった・・・。






    反自殺クラブかな。






    んで、その後全部借りて

    灰色のピーターパンはまだ読んでないですがく~(落胆した顔)がく~(落胆した顔)






    続きはいつものあほトーク。




    ついでにblあり




    これカッコいいよね!!




    残酷な話もけっこう多くて最初怖かったんですけど、




    だからこそ




    なんか色々考えさせられます。







    本当にこんな話あるのかなぁとは思いますけどね。







    もし、本当なら私は綺麗な世界しか見てないなと・・・




    テレビの向こうの世界の話だと決め付けているなと・・・










    とにかく







    王様がカッコいいよ!!(反省は嘘か!?)










    あんね、ドラマの窪塚さんの王様じゃなくて




    小説のほうの




    あの切れるようなブリザードをまとった声をしたほうの王様が
















    もう、かっこいいったらありゃしない!!233










    マコトも長瀬君のじゃなくて小説のほうが好きかな




    適度に熱いってやつ。




    熱血じゃないの。




    適度の熱いの。




    あーゆ一のはもてないけどね。










    「○○君てすごく優しいんだよねぇ80けど、付き合うなら□□君かナァ82」










    みたいな感じでみられちゃうんだよ(ちょう余計なお世話)










    あーけどマジ王様の隣に近寄りたい!!(不審者)

  • 大好きなシリーズ読み返そうということで引き続きIWGPシリーズを。
    「スカウトマンズ・ブルース」…季節は秋のはじまり。風俗スカウトマンのタイチとそのタイチのことが好きなしのぶが悪徳事務所と戦うお話。タカシとサルが出てくればなんかもう最強だし絶対的な安心感がある。
    「伝説の星」…かつて『涙のインターチェンジ』で一世を風靡した歌手・神宮寺貴信。池袋にロックミュージアムをつくる構想。そこに不動産詐欺が絡んでくる。ゼロワンに協力を求める。ゼロワンにお土産に持って行ったジャガバター味のポテチがなんかツボ。可愛いなゼロワン。トラブルに巻き込まれた神宮寺を助けたけど実は裏があって、神宮寺は別の融資話で大金を騙し取った。お正月のさくっと終わるお話。
    「死に至る玩具」…東京発のソウルディーヴァ人形ニッキー・Zを作っている中国の劣悪な工場。そこで死んだお姉さんのために日本に来たコモモ。正義を求めたい、姉の復讐ではなく納得のいく結果が欲しいというコモモ。Gガールズが活躍する。氷山の一角かもしれないけど、みんなに人気の人形が実は最悪な環境の中で、しかも人が過労死してしまうような場所で作られているのは気分が悪い。現実にもあるんだろうなあという想像しかできないけど、この世界には正義があるとわたしも信じたい。春の、少女と大企業との戦いのお話。
    「反自殺クラブ」…集団自殺とそれを阻止しようとする反自殺クラブのお話。メンバーのコーサクがクモ男・スパイダーに洗脳されて自殺してしまう。反自殺クラブの相談に乗ってくれていた心療内科クリニックの白木院長が実は裏で手を引いていた。白木院長も心が崩壊していたんだと思う。爽やかな夏の生と死を考えるお話。

  • 再読。
    やっぱりおもしろいね。

  • 反自殺クラブのメンバーの少女を
    妄想でかなり可愛くしてしまったので
    おじさん、うらやましいなと思いました。

  • 前作に引き続いて、発刊当時、単行本で読んだけれど最近オーディオブックで聞き直し。

    相変わらずのテンポ・スピード感で読みやすい(聞きやすい)。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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