- 本 ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163238104
感想・レビュー・書評
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妻に失踪された高校教師と妻を殺された刑事。二つの事件の謎を追ううちに、ある新興宗教団体の存在が。宗教団体の隠れた顔を探る二人。作品自体は265ページなので後半はトントンと進んで、最後も「そんな感じ?」という終わり方だったけど、でも真相はびっくり!全然想像してなかったから本当びっくりした。
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ラスト2ページぐらいまではとても面白かった。端的にいうと、ラストがなんとも…
もう一展開あれば傑作になっただろうに。なぜこういう終わり方を?
宗教を絡めているのも、途中までは良かったけど…という感じ -
想定外でびっくりした。が、それだけでした。
ネットで、貫井徳郎が好きならこんな本もオススメ、を参考にして読んだが人間描写のレベルが全く違う。なかなか貫井氏レベルの本を探すのは難しい。 -
読みやすく、常に謎を追いかけている感じ。混沌としている。宗教怖い。
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★2.5。
ストーリーは面白いが、結末がなぁ… -
そうくるか、っていうラスト。時系列をあまり考えずに読んでいたので、時折うん?となったが、あとから読み返して一応納得。一文だけ、納得いかないとこらはあったけれど。
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刑事と教師、2人の主人公が自分の妻の行方を探していく。そこに関わってくる新興宗教「弥勒の手」。
なぜ消えたのか?なぜ殺されたのか?
読み手の暗黙の了解を逆手にとった結末は、何度読んでもヤラレタ感と爽快感を感じる。
答えにつながるパズルピースは手元にあるはずなのに、私が見ている面からは全体の絵が全く見えない。それが違う側面からだとひとつの絵になる。
そういった面白さが我孫子武丸の小説の面白さだと思う。
新興宗教のカラクリは、現代だからこそ大いに実現できそうで恐ろしい。
また作品を読み返したくなった。
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