風味絶佳

著者 :
  • 文藝春秋
3.39
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本棚登録 : 1910
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239309

感想・レビュー・書評

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  • あるところで評価が高かったので読んでみたが、うーんどうかなという感じ。

  • 初恋の人が父と!
    下水管の掃除の人と暗いスナックの女

  • センスの良い短編。最後の火葬を仕事とする人の話が良かった。
    恋愛は頭でするものじゃなくて、肌でするもの、情緒、という作者のポリシーが伝わる。
    翻って私達は頭を使いすぎていると思う。条件、とか目的とか、そんなことがすぐ先に来ちゃうのは貧しい。
    想定もオシャレ。

  • そういえば、キャラメルってあんまりすきじゅないんだな。甘ったるくて。
    この本に出てくる人たちが恋愛にうつつを抜かしていて、地に足が着いていない気がした。地に足が着いていない人の、余生の様な話に共感するには、まだ早いかな。70歳ぐらいなら楽しめそう。

  • 肉体労働者の男性との恋愛を描いた短編集。
    本の帯に「原材料名」「賞味期限」「保存方法」「成分栄養表」など書いてあるから、てっきり食べ物関係の話だと勘違いしてしまった。

    色々な風味が味わえるということなんですね。
    恋愛話と言ってもどれも甘すぎるわけではなく、なんとも言えない後味が残るものが多かったです。
    ただ、"どの話が"と言ったものは残っていないかな?

  • 短編の恋愛小説が綴られていて、そのうちの1つの風味絶佳が共通のテーマとなっている。

    映画を観て、この作品を手に取って見たけれど、やっぱり原作はとてもいいなあとおもった。
    そしてなによりグッときたのは、山田さんのあとがき。
    風味で始まり絶佳に終わる。

  • 上手い。なのに、この人の本って、★5だ!って思ったことないんだよなぁ。ふしぎ。
    短編集なんですが、そのうちのひとつは、映画の原案になってます。

  • タイトルから、ふわっとした綿飴のようなストーリーを想像してたら、違った。

    人間って複雑。それ故におそろしくも感じた。至って普通に見える人が一番こわいのかもしれない。世の中にはこんな人がわんさと生きてるんだなぁ。

  • 「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。孫にグランマと呼ぶことを強要する祖母・不二子は真っ赤なカマロの助手席にはボーイフレンドを、バッグには森永ミルクキャラメルを携え、70歳の今も現役ぶりを発揮する――。

     鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた珠玉の6篇を収録。

     山田詠美が作家生活20年目に贈る贅を尽くした最高傑作。

    小説は、ままならない恋そのものである。

  • 風味絶佳、これは森永ミルクキャラメルの宣伝コピーだそうです。良い言葉ですね、六篇の短編集に登場する人間のかもし出す風味、たたずまい、何とも言えぬ香ばしさ、まさに絶佳。詠美フリークだからかも知れませんが、心が落ち込んでいる時に、詠美さんの本を読むと、心がぬくぬくとしてくるのです。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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