風味絶佳

著者 :
  • 文藝春秋
3.39
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本棚登録 : 2004
感想 : 393
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239309

感想・レビュー・書評

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  • もうね、無条件なの。詠美さんは、あたしの中で。絶対的とも違って、無条件な存在。<br>  
    <br>
    2007/6/9.再読。  

  • 山田詠美さんの恋愛小説はほんま素敵* とくに夕餉と海の庭がすき

  • 思ったよりさらっとしてる、ていう印象を受けました。つまり私にとっては風味絶佳、とまでは感じなかったのかも…
    『海の庭』がすきかな。
    あの庭や海は私のなかではなんだろう。みずみずしいままの風景がよく伝わってきました。

  • アトリエが一番よかった。恐いけど。
    腐りかけた甘い味。
    あとがきを読んで、やっと全部の物語のつながりに気づいた。
    頭より体を使う仕事をする人たち。
    うん、確かに魅力的。

  • 映画化されたけど、きっと字で感じる方がいい。
    何故って、それはアタシが妄想族だからw
    素敵な人たちが沢山登場する、素敵な一冊です。

  • 久しぶりに山田詠美の本を読んだ。この人の文章は、ぴりぴりするので、ちょっとどきどきしながら読んだ。よかった。短編集で、どの話もよかったが、特に、粋?なグランマの登場する「風味絶佳」が好み。
    風味絶佳。改めて意味を調べてみた。言ってみたいし言われたいものです。

  • 読まず嫌いだった。もったいない。すごくよかった。『夕餉』が一番好き。表題作もハッピーエンドじゃないのによかった。

  • 「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。孫にグランマと呼ぶことを強要する祖母・不二子は真っ赤なカマロの助手席にはボーイフレンドを、バッグには森永ミルクキャラメルを携え、70歳の今も現役ぶりを発揮する――。

     鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた珠玉の6篇を収録。

  • 山田詠美独特のワールドがいっぱいに広がる本です。

  • 思いのほかガリーで、凄く新鮮だった。
    最近読んだ本では、久々に良い部類に入るのではないでしょうか??

  • 初めて山田詠美を読んだ本。

  • 久々に山田詠美読みました。食べ物の描写が多いのがよかった。装丁もヨイ☆

  • どこかいびつな男女のかんけい。それでもちにあしがついてるかんじがするのは、せりふにげんじつみがあるからかな。「間食」がすき。

  • 「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。孫にグランマと呼ぶことを強要する祖母・不二子。鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など。

  • 読んでからすぐにキャラメルを買いに行きました♪
    風味絶佳って書いてある!感動☆
    な本◎

  • 最初の話の女の子のカラダの描写がいいなあ。きちんとしたおやつを食べてつくられた体っていうのが、なんだか美味しそうで。

  • タイトルに負けました。

  • 私も風味絶佳と感じる人に出会えるだろうか‥

  • <B>雄太は、寺内のこういう言葉を聞くたびに、自分の世界とは違うところにいる人間のことを思う。その数は予想する以上に沢山いて、けれども、自分や友人と関わり合うことは滅多にない。この現場が接点になったのは、奇跡のようなものなんじゃないかと思う。<BR>寺内は、変人扱いされているけれども、物怖じしないし、人当たりも良い。自分が周囲にどう思われているかなど、一向に意に介さないというように行動している。言われた仕事はひとつひとつ確実にこなし、そつがない。自分のように余計なことを考えたりしないのだろう。馬鹿みたいだと思う朝のラジオ体操も、まるで夏休みの子供みたいに真面目にやっている。</B><BR>エイミーにはずっと影響を受けてきた。表題作の風味絶佳も面白かったけど(恋はシュガー&スパイス!)、間食で出てくる寺内のような人物に憧れます。

  • 恋愛小説の短編集。表題作の「風味絶佳」と「海の庭」が好きかな。ほんわかするような話ではなくて、どちらかと言うと人には見せたくない感情とかが描かれてます。設定はありそうにないけど、感情は結構ありそうな、リアルな感じがします。

  • 無銭優雅の短編版といったところか?4文字熟語にはまっているのかエイミー?短編、読みやすく、浅くなく。

  • 心のひだが、丁寧に描かれています。どのお話もありきたりじゃないし、とても上手い!

  • 恋愛小説はあまり手を出さないのですが、読んでよかった〜v

  • 谷崎潤一郎賞を受賞した短編集。 <BR><BR>

    やっぱり表題作がいちばん好き。 <BR>
    他のはちょっと柔らかすぎる気がして。<BR>
    「女の子はシュガ−・アンド・スパイス」<BR>
    この言葉に妙に納得します。 <BR>
    女の子は優しい男の人が好きだけど、優しいだけじゃダメなんだよね。 <BR>
    あと、「必需品」のニュアンスが素敵です。

  • 作品によって評価が分かれる短編集。<br>
    「海の庭」が好き。これは四つ星。<br>
    表題作の「風味絶佳」は…おばあちゃんが好き(笑

  • まず、表紙が好き。
    裏面がすき。
    6篇からなる短編小説だが、その中でも「風味絶佳」は最高によかった!
    最後、泣きそうになった!
    グランマ、最高☆
    今気づいたのだが、映画のシュガー&スパイスは、この本がもとだったんだね!
    あとのお話は、よかったが、難しかったので、あまり印象に残ってない。大きくなったらもう一度読もう☆

  • 作品を読んだ後,森永キャラメルをポッケに忍ばせて「シュガー&スパイス」見に行きました。原作とちょっと違うタッチだけど映画もわりとよかったです。

  • グランマ!

  • 映画「風味絶佳〜シュガー&スパイス〜」も入った短編小説。

    どれも恋の話だけど…浮気、不倫、若者の恋、親の恋などなど。

    すごい読みやすかった。

    こんな恋あるよな〜って思うところがいっぱい。
    女の子は好きなお話だと思います。

  • いろんな話が載ってて、どれもキュンとしました♪恋愛は難しいのね。。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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