風味絶佳

著者 :
  • 文藝春秋
3.39
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本棚登録 : 1912
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239309

感想・レビュー・書評

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  • 己の欲望に正直な
    淫らで甘やかな感性と
    独特な言葉のリズム、
    そして美しくほろ苦い
    読後の切なさ。


    若い頃に山田さんにハマった時より
    ストンと腑に落ちるこの感覚。


    やはり彼女の小説は
    様々な経験を経て初めて
    味わいが増すし、
    理解できる質のものなんだなぁ〜と
    改めて思い知りました(^_^;)




    鳶職の男の三角関係と
    ミステリアスな友人との不思議な日々を描いた
    「間食」、


    料理で男の胃袋を掴むことにすべてを懸ける元主婦と
    ゴミ収集の作業員の恋を描いた
    「夕餉」、


    キャラメルが恋人だというお婆ちゃんと
    GSで働く孫とその恋人たち
    「風味絶佳」、


    離婚した母娘と
    引越し屋さんの触れ合い
    「海の庭」、


    汚水槽の作業員と
    スナックのホステスの
    濃密で変態チックな関係がコワい
    「アトリエ」、


    好きな女を
    火葬場で働く親父に取られた
    息子の葛藤を描いた
    「春眠」、


    などどれも
    ガテン系の仕事をする男たちの恋愛話だけに
    同じ職種の自分としては
    共感しやすかったです。



    そして、
    ミラノ風カツレツ、
    黄色い箱の
    森永ミルクキャラメル、
    出汁の染みた高野豆腐、
    バスキン・ロビンスのアイスクリーム、
    甘くてとろとろしたシュークリームなどなど、
    食べ物の描写が
    ゴクリと喉を鳴らすほどに
    美味しそうなのも
    特筆すべき点かな。



    個人的には
    大人の淫靡さで
    もう一度初恋をやり直そうとする男女を
    娘の視点から描いた、
    『海の庭』に
    酔わせてもらいました。


    サガンの「悲しみよこんにちは」を彷彿とさせる、
    思春期の少女の心の揺れが
    絶妙な塩梅(笑)



    それにしても
    「たったひとりにだけ、
    嫌といいは
    同じ意味になるんだよ」は
    心の名言集に
    しかと刻まれましたよ(笑)(^_^)v



    滋養豊富、風味絶佳な
    6つの短編集。


    甘くとろけて
    香り立つ、
    極上の後引く味わいです。

    • さちろーさん
      初めまして、円軌道の外さん!

      私は、外さんのレビューの大ファンです。
      なぜ、そんなに言葉の使い方が上手なのでしょう。

      心惹かれ...
      初めまして、円軌道の外さん!

      私は、外さんのレビューの大ファンです。
      なぜ、そんなに言葉の使い方が上手なのでしょう。

      心惹かれて早速、この小説を購入しました。
      私もガテン系の男性に弱いので、読み進めるのが楽しみです。少しずつ極上の甘さを味わいたいと思っています。
      2013/02/24
    • 円軌道の外さん

      さちろーさん、
      コメントありがとうございます!

      いやいやいやいや、
      ファンやなんて
      そんな恐縮です(^_^;)

      自...

      さちろーさん、
      コメントありがとうございます!

      いやいやいやいや、
      ファンやなんて
      そんな恐縮です(^_^;)

      自分のレビューは
      基本読んだものすべてではなく
      好きなものしか書いてないんで(笑)、
      (好きなものしか書けないんで)

      好きだからこそ
      感じたことを素直に書けるっていうのは、
      もしかしたらあるかもしれへんですね。

      あと自分はメモ書きではなく
      始めから誰かに伝えるためにレビュー書いてるんで、
      あったかい言葉
      ホンマ嬉しいです☆



      おおーっ!
      この小説手に入れられたんですね♪


      山田さんの小説は
      合わない人には合わないんやけど(汗)
      コレは映画化もされたし
      まだ読みやすい方だと思うし、
      またレビュー楽しみにしてますね(^_^)v


      2013/04/08
  • 「哲学の基本でしょ?」「プリモピアットはラザニア」「なんというイディオットな」「死っていうのがいつも隣にあったんじゃないかな」・・・山田詠美節炸裂の短編集だった。二十歳の頃はこういうの大好きだったんだけどね、今はもうキツいという事が解った。あと、すごい年下と交際したり結婚したりする人間は男女問わず、かなり地雷だから注意して!って感じだった。

  • 肉体労働の男との恋愛話6編。
    昔は3Kといって嫌われた肉体労働が、草食男子が増えた昨今、逆に人気のようですね。
    佐川男子なんて言葉もあるし。
    でもやっぱり男には多少なりともワイルドさが必要でしょ。
    だから「風味絶佳」の志郎は振られちゃったんだよね。
    ジェントルなだけではつまらないから。

  • 風味絶佳、海の庭、春眠が好きです。共通してちょっと切ない。
    風味絶佳は、女性側から見ていると感じる。シュガーとスパイスの配分はセンスと経験かな。グランマの孫にしては志郎センスないな。
    海の庭は、日向子の本当の初恋物語。夏と海と青色の物語。
    春眠の弥生は、生涯において奇跡的に出逢うべき人と出逢えた。それが居場所だってことは自分だからこそわかるんだろうな。

    • 9nanokaさん
      共通してちょっとせつないのわかります。終わりがちょっと曖昧で、どうしたらいいかわからない感じですよね笑。
      センスと経験…難しいですね。史郎...
      共通してちょっとせつないのわかります。終わりがちょっと曖昧で、どうしたらいいかわからない感じですよね笑。
      センスと経験…難しいですね。史郎にセンスがないのは同感です笑。

      優しいコメントをたくさん、ありがとうございます。とても、恐縮です…
      でも感想が言い合えるのは面白いですね!
      2014/09/14
  • 海の庭、アトリエ、が好みだった。
    作並くんのようなおじさんは素敵だと思う。歳とともに積み上げてきたものは確かにあるだろうに、それを感じさせない気負いのなさは少女が恋するに十分だという気がする。情けなさが愛おしいの表現も非常に共感できる。
    アトリエはちょっと怖かった。どっちもおかしい。彼女の気鬱は不幸への憧れのようなもので、幸福を与えることで抜け出せるようなものじゃない。痛めつけて不幸と思い込ませた方が彼女は幸せだったと思う。

    • komoroさん
      貸して~。(笑)
      9nanoka さんの、情けなさが愛しいことに共感できる。が興味深い。
      情けない人が、いいの?(^-^)、
      貸して~。(笑)
      9nanoka さんの、情けなさが愛しいことに共感できる。が興味深い。
      情けない人が、いいの?(^-^)、
      2014/08/24
    • komoroさん
      9nanoka さんは、僕の本の先生です。
      今回も風味絶佳、貸していただきありがとうございました。
      読んでみて、nanoka 先生のレビ...
      9nanoka さんは、僕の本の先生です。
      今回も風味絶佳、貸していただきありがとうございました。
      読んでみて、nanoka 先生のレビューのよさが染みてきました。
      とても素敵なレビューです。
      特にアトリエのレビューは、「痛めつけて不幸と思いこませたほうが彼女は幸せ」という発想は、鋭く、僕なんかただ読んでるだけでそんな発想にはなりませんでした。
      海の庭の情けなさが愛しいもnanoka の優しさが伝わってきます。
      これからも素敵なレビューをお願いします。
      同じ本を読んで感じたことを伝えられるっていいね。(^-^)
      2014/09/10
  • 「思いを馳せる過去は、既に何かを失っているからだ」心に響きます。何かの本で「青春とは何かを失っていく事だ」と読んだ事がありますが、こっちの言葉もいいな。”間食”の主人公はどうしようもないクズ男だな。誰もが愛されたいと願っていて、ちょっと切ない。あと、グランマはいい女。

  • 『間食』、『夕餉』はどきどきする作品だった。恋をしてようやく分かる自分の姿は恥ずかしいけれど誇らしい。

    『風味絶佳』は恋愛小説というより女性小説として読んだ。主人公は男の子だけど、グランマや乃里子の生き様のほうがより鮮烈に映った。

    『海の庭』は流れる時間がとてもゆるやか。進行もゆるやか。ラストは表面上の変化はゆるやかだが、主人公は確実に変わったと思った。

    『アトリエ』、『春眠』は少し退屈な話だった。わたしの集中力が途切れてしまったのかもしれない。『アトリエ』はよく分からなかった。また読み返して考えてみたい。


    ひとつひとつの短編のタイトルと内容のリンクに戦慄した。タイトルは皆内容を最小に凝縮したワードであると思う。特に『海の庭』などはどんな話だったかと聞かれれば海の庭の話だったと答えるのが一番しっくりくる。

  • 「間食」での言葉。
    「頬をこすり付けて、自分の匂いを移すためにあるもの。噛んだり、羽交い締めにしたり、つねったり。可愛がりたい気持ちが行きすぎて、ついそんな行動に出てしまいたくなる対象。」

    あまりにも表現が愛しすぎて
    号泣してしまいたい衝動に駆られてしまった。危ない。

    これには一ページ目からやられた。

    愛されたくて、愛された分だけ誰かを愛したくて。
    人がたくさんいるように、愛し方も同じようにたくさんある。
    無条件な愛情。

    生活の中で欠かせない職だが、表にはなかなか出ない仕事柄がよく出てきた。

    高3の時に風味絶佳シュガー&スパイス映画を観たけど、
    映画の印象とグランマ役の夏木マリの印象が強すぎ。

    金原ひとみが著者の影響を受けているなぁwってわかった。
    うん。とにかく、なんかすごい)^o^(

  • 恋愛モノは苦手だけど、これはすごく良い!完璧です。+★★
    料理欲のストーリーには共感。私もダーリンに手の込んだ料理を毎日食べさせてあげたい!(妄想)
    こりゃあ、女性向きだなと思って読んでたけど、読み終わったあとに主人公全部男なのに気づいてびっくり。
    女の強さが最大限に出ていて(少なくとも私はそう感じた)鼻が高い気分。

  • イキなグランマが登場する表題の小説もよかったですが、
    最後から2つのお話しは、死を意識した刹那さで泣けてきました。
    とても幸せそうな、その瞬間が本当に貴重な感じでした。

  • あるところで評価が高かったので読んでみたが、うーんどうかなという感じ。

  • 初恋の人が父と!
    下水管の掃除の人と暗いスナックの女

  • センスの良い短編。最後の火葬を仕事とする人の話が良かった。
    恋愛は頭でするものじゃなくて、肌でするもの、情緒、という作者のポリシーが伝わる。
    翻って私達は頭を使いすぎていると思う。条件、とか目的とか、そんなことがすぐ先に来ちゃうのは貧しい。
    想定もオシャレ。

  • そういえば、キャラメルってあんまりすきじゅないんだな。甘ったるくて。
    この本に出てくる人たちが恋愛にうつつを抜かしていて、地に足が着いていない気がした。地に足が着いていない人の、余生の様な話に共感するには、まだ早いかな。70歳ぐらいなら楽しめそう。

  • 肉体労働者の男性との恋愛を描いた短編集。
    本の帯に「原材料名」「賞味期限」「保存方法」「成分栄養表」など書いてあるから、てっきり食べ物関係の話だと勘違いしてしまった。

    色々な風味が味わえるということなんですね。
    恋愛話と言ってもどれも甘すぎるわけではなく、なんとも言えない後味が残るものが多かったです。
    ただ、"どの話が"と言ったものは残っていないかな?

  • 短編の恋愛小説が綴られていて、そのうちの1つの風味絶佳が共通のテーマとなっている。

    映画を観て、この作品を手に取って見たけれど、やっぱり原作はとてもいいなあとおもった。
    そしてなによりグッときたのは、山田さんのあとがき。
    風味で始まり絶佳に終わる。

  • 上手い。なのに、この人の本って、★5だ!って思ったことないんだよなぁ。ふしぎ。
    短編集なんですが、そのうちのひとつは、映画の原案になってます。

  • タイトルから、ふわっとした綿飴のようなストーリーを想像してたら、違った。

    人間って複雑。それ故におそろしくも感じた。至って普通に見える人が一番こわいのかもしれない。世の中にはこんな人がわんさと生きてるんだなぁ。

  • 「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。孫にグランマと呼ぶことを強要する祖母・不二子は真っ赤なカマロの助手席にはボーイフレンドを、バッグには森永ミルクキャラメルを携え、70歳の今も現役ぶりを発揮する――。

     鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた珠玉の6篇を収録。

     山田詠美が作家生活20年目に贈る贅を尽くした最高傑作。

    小説は、ままならない恋そのものである。

  • 風味絶佳、これは森永ミルクキャラメルの宣伝コピーだそうです。良い言葉ですね、六篇の短編集に登場する人間のかもし出す風味、たたずまい、何とも言えぬ香ばしさ、まさに絶佳。詠美フリークだからかも知れませんが、心が落ち込んでいる時に、詠美さんの本を読むと、心がぬくぬくとしてくるのです。

  • 2015/10/16 読了

  • 恋愛の短編だと思って読み進めていたら、作者のあとがきを読んでびっくり。
    まさかキーワードが「職人」だとは思わなかった……!
    読み返してみると、職人というよりガテン系?のような気がする。
    要するに肉体労働者の恋物語ってわけですね。

    「間食」
    職業:大工
    二股をかける雄太。浮気相手の花にたっぷりとした愛情をかける傍ら、本命の加代にはどっぷり愛され甘やかされている雄太。その甘やかされっぷりは、見ていてこっちがはずかしい。スイカの種くらい自分で取れよ、と突っ込みたくなる。愛され過ぎて愛すことが出来ないからといって、余りまくった愛情をぶつける捌け口に花を使っている雄太が人間のクズにしか見えない。変人扱いされている仕事仲間の寺内は、少し不気味だけど中々魅力的。

    「夕餉」
    職業:ゴミの作業員
    旦那と別れ、同居する絋のため料理を作る美々。 その料理にかける情熱は執念と言ってもいい。
    その美々の作る料理はとても美味しそうで、読んでるとお腹が空いてくる。
    一緒に暮らしてる絋が、少し子供っぽさがが残るけどチャーミングで優しくて素敵。
    このお話が一番好き。二人の間に流れる時間が暖かくて心がほっこりする。まるで出来立ての美味しい手料理を食べたときみたいに。

    「風味絶佳」
    職業:ガソリンスタンドの店員
    アメリカかぶれのグランマにふりまわされる史朗。
    このグランマがまた強烈で、70歳なのに真っ赤なカマロを乗り回し、孫とたいして歳の変わらない男をボーイフレンドとして隣に置いてる。しかも彼女のいうボーイフレンドは、寝た男に与える称号らしいのだ。このグランマはわりと読者の方には人気らしいが、私はどうも好きになれない……。確かに見ていて飽きないし面白いけど、実際こんやお婆ちゃんがいたらちょっと恥ずかしいかなぁ…。
    グランマに仕込まれたレディファーストを持て余してる史朗が、少し哀れでした。

    「海の庭」
    職業:引っ越し屋業者
    離婚した母とその幼なじみの作並君が、こどもの頃の初恋をもう一度やり直す話。「大人が初恋やり直すっていやらしくて最高だろ?」っていう作並君が色っぽくて素敵だった。
    このお母さんと作並君の会話が、その台詞の前まではいじらしくて可愛いなぁ、と思って見ていたのが、一気に淫靡なものに見えてきて、さすがは山田詠美さん。
    主人公の日向ちゃんはこの作並君に恋しちゃうわけだけど、こういうおじさんがいたら多分このくらいの年齢の女の子は好きになっちゃうのも分かる気がする。というのも、作並君ってそれなりに歳を取ってるから、変に尖ったりすることもないし、いつも自然体でいるんだよね。若い者に対して見栄を張ったり張り合ったりすることもないから、気楽に付き合えるというか…。上手くいえないけど、思春期のささくれた少女が心を許すのは、きっと自然体で向き合ってくれる寛容な大人なんだと思うわけで、それが作並君何だよね、きっと。

    「アトリエ」
    職業:下水の清掃員
    ディープすぎてこどもの私にはよく分からない……。
    多分、どちらも30は過ぎてるのよね?
    してることが赤ちゃんプレイを見てるようで、気味悪かったのしか記憶がありません……。

    「春眠」
    職業:火葬員
    これも中々……。大学時代好きだった友人が自分の父親と結婚しました!というとんでもない内容から始まる。主人公の章造はイライラモヤモヤしながらも、二人と過ごしていくのだが、ある日家族旅行に出掛けた際にそれまでの不満が爆発してしまう。
    いや、これは爆発しても、仕方がないよ……。男手ひとつで育ててくれた親父が、若い嫁貰ってデレデレするところなんぞ見たくないし、ましてやそれが同級生で、しかも想い人となると心の葛藤は生半可なものではないだろう。しかもそのイチャイチャが見ていて非常に不愉快……。
    母さんが可哀想だ!というところも、凄く同感。親父も少しは元妻のことを労ったらどうだなんだ~!


    多分私は、歳の離れた恋愛ものが苦手なんだろうなぁ……。片想い、とかならいいんだけど、付き合っていく、となると何故か気持ち悪い……と思ってしまう……。まあ、恋愛は人それぞれですもんね!私は無理だけど、他人にがする分には別にいいんですけどね!

  • 「いやって言うのは、いいことなんだよ」
    「そうなの?」
    「そうだよ。 たったひとりにだけ、
    いやといいは同じ意味になるんだよ」

    好みではなかったので、パラパラと読んだ。

  • やっぱり文章力がすごいな~と思いました!ひかれる。
    でもどれも半端な感じだったような気がするようなしないような?
    最後の話は、主人公に同情してしまいました。

  • 2014.12.5

  • 詠美さんらしい恋愛短編集。中でも表題作の「風味絶佳」が絶品!孫に自分のことをばぁばではなく、グランマと呼ばせるアメリカンなセンス。名言の数々。恋愛観。また、読み返したくなるんだろうなぁ。ただ、この本を読む前に「シュガー&スパイス」として映画化されたのを観たので、グランマのビジュアルは夏木マリさん、孫は柳楽優弥さんで固定されてしまいました。映画のグランマ、まさに私の理想どおりのグランマでした。

  • キーワードが職人さんなのだとは思わなかった。こういうれない小説なら読める。

  • 肉体労働の男性が出てくる短編集。私は引越し屋さんのお兄さんの話と、ガソリンスタンドで働く男の子とそのグランマの話が好きでした。

  • 短編集でした。

  • 1つ1つの短編は読みやすい。ただ、読後に印象が残るかというといまいちどれもいまいちしっくりくるものが無かった。
    最後が、ぼやけて終わっている話(余韻を残す?)が多い。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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