あなたと、どこかへ。 eight short stories

  • 文藝春秋
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239507

感想・レビュー・書評

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  • 角田光代の姉弟の話が好き。弟ナイス!
    林望の話の中で、人生やり直すことはできないからこれでいいことにしようっていうのがいいなーと思いました。

  • 川上弘美、角田光代がよかった!
    家族って、大事に思ってる気持ちを素直には伝えられなくて、照れ隠ししたりして..
    そうそう、この感じだよね。
    じーんときて、でもリアルで。
    いいな。

  • どれも30代~40代の人が主人公で、ハタチの私にとっては
    彼らの悩みとか葛藤がまだわからない…というか、
    将来こんな風になるのかな、って不安もできたりしました。
    誰かとどこかに行く、ということ自体はとてもドキドキな響きを感じます。
    お気に入りは川上弘美さんの話。

  • どの話も好きだけど、石田さんの話が好きだった。
    疲れたら本を読みに旅に出たい。

  • ここではない、どこかへ。あなたと、ふたりで-。

    8人の作家によるちいさな旅をテーマにした短編集
    旅って、いつでもどこでも旅なんだよね

    軽くてスイスイっと読めちゃうので手軽です

  • 日産TEANAスペシャル・サイトで発信されたドライブがテーマの8つのアンソロジー。

    吉田修一/乙女座の夫、蠍座の妻、角田光代/時速四十キロで未来へ向かう、石田衣良/本を読む旅、甘糟りり子/慣れることと失うこと、林望/この山道を……、谷村志穂/娘の誕生日、片岡義男/遠い雷、赤い靴、川上弘美/夜のドライブ

    30歳代〜40歳代の男女、親子、姉弟の話など。
    全体的には穏やかで、これからの人生を考えるような話が多く、やや物足りなかった。
    (図書館)

  • 8人の短篇の名手が書き下ろした、8つの愛の情景。
    (アマゾンより引用)

    林望さんのお話が好きだったな…

  • 日産TEANAっていう車のプロモーション企画から生まれた一冊

    8つの、車のある風景

    書き手が豪華なのもあるけど、かなりよかったです

    車は未知の土地への移動手段
    乗ったものどうし何か話さざるを得ない
    密室の空間であるのと同時に、
    誰にも邪魔されず、でも顔と顔を突き合わせずに
    一番近くで話が出来る場所なのだと思う

  • ドライブ=デート、とつい考えてしまうけど、ここでのドライブの相手は、夫婦であり母娘でありひとりであり。皆心に何かもやもやを抱え、あるいは昔の恋の再燃にときめいてて、車というひそやかな密室はそのまま、様々な結末へと走り出す。この中で私が好きなのは、角田さんの姉弟の話。失恋し、仕事も辞めてひきこもっていた私を、弟がドライブに誘う。最初は面倒で悪態をつきながら渋々付き合う私だけど、ぽつぽつと子供の頃の思い出を話すうち、弟の本当の優しさに気付くのだ。弟っていいなあと弟のいない私は思うのだった。

  • 「車で出かける場面」がテーマのアンソロジー。
    8人それぞれの個性が出ていて面白い。読み口も軽く、するする読める。
    アンソロジーは当たり外れが大きいが、今回は当たりを引いたと思えた。

    <収録作品>
    吉田修一/乙女座の夫、蠍座の妻。
    角田光代/時速四十キロで未来へ向かう
    石田衣良/本を読む旅
    甘糟りり子/慣れることと失うこと
    林望/この山道を……
    谷村志穂/娘の誕生日
    片岡義男/遠い雷、赤い靴
    川上弘美/夜のドライブ

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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