- 本 ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163242002
感想・レビュー・書評
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今用の家族の心の中のもやもやしたものが、文運びよくモノローグで語られていく。
年寄りがややステロタイプで興ざめだが、若い子はうまい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り厭世感がたっぷり漂う家族の物語。ウダウダした感じで話が進んで行くが、心情の描写が上手いのか、面白くてグイグイ読み進めた。
どこまでリアルなのか分からないけど、男と女では世の中との関わり方が随分違うなと思った。
そして男で良かったと思った。
厭世感を感じたい人にオススメです。 -
角田光代さんの書評を読んで。
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(2013年2月20日読了)
十四歳の冒頭に、14歳の男子中学生が書かれていたので、その子が成長して老人になるまでが書かれているのかとおもったら、その子の家族のことだった。
一家の大黒柱(とは言えないような)である父が突然失跡し、残された者たちの心境と、感情の流れが書かれてあり、次の話の者の話の中に、その後の様子も組み込まれている。(14歳のケイのその後の様子が十七歳にも書かれているように)
どうにかこうにかだけど、それぞれがこの状況を乗り越えていく。そこに至るまでの昔話もあり、その中には重要な秘密も。
気持ちが晴れ晴れすることもなく、どことなく重たい気持ちを引きずりながら読んだけど、厭な気持にはならなかったな。どうして、このタイトルにしたんだろう。
(目次)
十四歳/十七歳/二十七歳/四十二歳/七十三歳
【ケイ/カナ(姉)/リュウ(兄)/母/祖父】 -
全部で五章。 最初の章は「ふーん。」 次の章では「へーっ。」 ⇒⇒ 最後の章では「ほーっ。」
2005年出版、新しくはない本だけど、最近新聞の書評で推されていたので読んでみた。 -
なんか、分かるな。
頑張ろう。
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