一枚摺屋

  • 文藝春秋 (2005年6月9日発売)
3.18
  • (1)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 24
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163242507

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一枚摺屋

  • 幕末の大阪で、父親に勘当されて劇作家をしていた文太郎は、父親が「一枚摺」を理由に責められて死んだことを知り、仇討ちを誓うと同時に潜りの「一枚摺屋」になって、幕府の批判をする。
    長州征伐や大政奉還などのネタを足で集めては記実にし、版を起こして摺っては街頭で売り歩く。捕まれば刑罰を受ける稼業だったが、文太郎は持ち前の反骨精神で激動の時代を見据える。
    「報道」という視点から描いた時代小説で、興味深い。

  • 初めて読んだ作家さんでした。

    さらっと、読めました。好きなタイプ♪

    今の新聞社の先駆けの一枚摺屋。

    幕末の話です。

  • 第二次長州征伐の準備で騒然とする幕末の大坂で、打ち毀しを一枚摺(瓦版)に
    取り上げた親父の与兵衛が殺された。一体誰が、なぜ? 息子・文太郎が真相を
    探り始めると、30年前の大塩の乱が浮かんできた…。異色の時代小説。

  • よく作られているけど,ちょっと予定調和的かも。

全5件中 1 - 5件を表示

城野隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×