陰陽師 瀧夜叉姫 (下)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 385
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163242804

作品紹介・あらすじ

首のない屍体が、びくりと背を反らせる…晴明と博雅は俵藤太らとともに、平将門の死の謎を追ううちに、彼の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。背後に蠢く邪悪な男の正体は-。

感想・レビュー・書評

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  • 誰が何のために平将門の復活を企んでいるのか?
    裏で蠢く黒幕の存在。
    妖しい・・・妖し過ぎるのよぉ~
    下巻は謎解きとガチンコ対決!
    雅に妖しくゆっくりと緊迫して嫌でも興奮してしまう。
    平将門と俵藤太の対決が楽しそうで悲しくなった。
    黒幕の過去の非道な行いに涙する博雅に
    その優しさを見た!
    平将門って、物語映えするなぁ~
    これも映画化してくれないかなぁ~
    もちろん晴明は野村萬斎で!

  •  瀧夜叉姫は将門のブレーキ役だったのか……。父娘ダブルスで晴明と渡り合ってほしかった! 「ドレミの歌」のファをファム・ファタルに変えたいほど妖女を愛する私にとって、下巻の姫は肩透かし。百年の恋も醒め果てた。

  • ちょっと怖かった。

  • 道満や保憲がかっこよいなぁ。なんというか、微妙にかっこいいところが良いです。

  • 2016.5.14市立図書館
    上巻で登場した関東での平将門の乱だけでなく、瀬戸内海での藤原純友の乱も関わってきて、いわゆる承平天慶の乱(将門と純友が比叡山上で共謀して乱を起こしたという説もとりいれて)をベースに晴明たち陰陽師の暗躍を描く長編。これまでの登場人物や事件が結び合って謎が解けていく後編はぐいぐい読ませる内容で、最後は晴明&博雅、それに道満がそれぞれ「らしい」働きをする大団円だった。

  • 歴史好きなので、途中で「おや?」っと思っていた人がやっぱり首謀者だった。

    タイトルは「瀧夜叉姫」だけど、あまりお瀧さん出てこなかったし、夜叉ってほどでもありませんでした。

    夢枕さんは女性の怨念を描くのはうまいんだけど、男性についてはイマイチおどろおどろしさが伝わってこないんだよね。

    半分の量で1冊になっていた「生成り姫」のほうがキレイにまとまっていて面白かったなぁ~。

    長さの割には、あまりピンとこないお話でした。
    晴明さんの活躍も少なめだし…ね。

  • 博雅さんの純心さがヤバい。滅ぼすか封じないと自分を含めた周りを恨み連ね、または敵意をむける被害を及ぼす人物に対して、同情でなく泣ける博雅さんは本当にスゴい。何より、あの晴明さんを一瞬でも言葉を詰めらせる事ができるんだからまたスゴい。

    上下巻一気に読んだ。
    善だ悪だよりも、自分は自分としてでしか生きられないというのは、深い。
    運命、自然のことだというなら、将門さんも純友さんもそれ以外の生き方はできなかった訳でなんだか哀しい気分になるものである。

    2015.09.13

  • ぬぉぉぉ!おもしろかった!
    キャラ総動員だし!

    テーマが多岐にわたっていて『友情』『愛情』『悲哀』『謀略』…
    でも、どれも上手くまとまっていて、お互いを邪魔しあってない!

    上下巻でしたが、そんなに長くもなかったので、一気読みしちゃいました☆

    将門をもうちょっと動かして欲しかったけど…
    まぁ楽しかったのでww

  • 夢枕先生の陰陽師には悲哀を感じます。
    人だけではなく、モノにも。
    一頃の新感線、中島かずきさんの脚本に通じます。
    それにしても博雅さまは純粋です。
    博雅さま抜きでは成り立ちませんね。

  • 承平天慶の乱の20年後を描く陰陽師の長編下巻。
    上巻を読み終えたところですぐに下巻へ読み進みたくなりました。
    さくさく読めます。
    甦った平将門とそれを操る興世王と晴明たちの戦いの決着はいかに。

     上巻同様、将門含む板東武者たちのすがすがしさと悲哀が印象に残るお話。ただし個人的にラストは伏線が回収し切れていない気がして少し残念。
     それとこの本を読んでいて無性に「風と雲と虹と」の大河ドラマが見たくなりました。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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