漆黒泉

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 38
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163243009

感想・レビュー・書評

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  • 好きになれるキャラクターが1人もいなかったのが残念
    主人公がずっと想ってた人は完全にただのロリショタコンですね・・・
    それが一番の悲劇なんじゃ・・・

  • どんどん王雱のイメージが悪くなっていくのが切なかった。最終的に、あなたはロリコンだったのですか…という感じだったし。でも嫌いになりきれないのは、もう死んでしまったからなのか。それとも、それでもやはり恨まれるくらい好かれているからか。やっぱり、最初の印象のよさか。

  • 王安石が失脚し、司馬光が返り咲いた時期を舞台にミステリーを織り交ぜて女主人公が活躍する冒険活劇かな。
    ミステリーも標準レベルにあるし、話自体面白く読み応えがあった。
    特にこの時代のことを知らなくても楽しめると思う。

  •  タイトルと表紙の雰囲気に惹かれて図書館で借りました。冒険物を想像していたけど、どっちかっていうと婚約者を殺したのは誰か? という謎を追い続けるミステリ寄り。
     最初はすごく面白かったんだけど、途中からちょっと退屈だったかな……。主人公の芳娥はせっかくの「高姑娘」のキャラクターが生かしきれていないし、会話に頼りすぎるのと構成がマズいのとで、活劇物としてはアクションは少ないし、ミステリとしては早々にネタが見えちゃうし、中途半端な出来だったと思います。
     でも、表紙のデザインは好みだし、こういうのが書ける女性作家さんがいると知っただけでも十分収穫でした。他の本を見かけたらまた読んでみたいです。

  • 北宋期、新法党と旧法党の対立を題材にした冒険小説。
    新法党の指導者・王安石の息子、王雱は何者かに殺害される。
    王雱によって推進された改革は、旧法党の手で風前の灯に。
    幼い日に王雱に恋焦がれた許婚、お転婆娘の芳娥は、仇を討つ旅に出る。
    敵は旧法党の指導者・司馬光!
    しかし・・・、果たして本当に王雱は司馬光に殺されたのか?
    改革者・王雱が発見した"漆黒泉"とは?
    王雱が情熱を傾けた新法を守るため、芳娥は同床異夢・呉越同舟の五人で漆黒泉を探す。
    許婚の仇、栄達の野望、愛国心と祖国への裏切り、女の情念などが錯綜する。
    キーワードは"西夏"。
    王安石・王雱父子、司馬光などは実在の人物です。

    ニン、トン♪

  • ●森福都さんの作品を読むのは(たぶん)初めてす。
    ホワイトハート出身だが、いつのまにやら中国モノ作家に転身した人ってイメージですな。
    司馬光との政争に敗れた王安石の亡き息子の言嫁(※かなり自称)の女の子が、婚約者の仇を取るべく、開封にて七転八倒右往左往と傍若無人に大暴れ、みたいな展開ですが、いわゆる中国歴史ミステリ系な筆致にはなってます。
    キャラは、微妙に落ち着きがないような気がしました。悪く言えば、類型の域を出ないかな・・・。(´Д`;)
    しかし、ハマる中国歴史小説って、ここのとこあんまり見当たらないなあ。
    宮城谷さんも酒見さんも良いとは思うのですが、好きとかハマるってまでには至らないんですわ・・・。(←て書いたら『泣き虫弱虫諸葛孔明』がすごかったんだが。)
    一時期、塚本青史氏の漢代モノを読み続けた時期もあったのですが。うむう。
    誰か明清あたりが舞台の面白い小説を書いてくんないかなー。
    (藤田あつ子さんの漫画は好きだったんだが、あれを越えるヤツに当たらないんだわさ・・・。それも古いが。)

    ●ところで森絵都さんとはほんとに赤の他人なんですか?(真顔)

  • 幼い日に恋した婚約者は、私の成長を見ずに殺された。彼の仇をとり、志を
    守るため、本日より刺客となる! 心に、黒が満ちてくる。長篇中国活劇小説。

  • もともとはホワイトハートでデビューした人みたいだけど、出てるのはほとんど単行本という珍しい人。
    8歳のときに婚約して、結婚しないままなくなってしまった夫。
    それが、政敵による暗殺だなんて!? 大女の芳蛾は黒幕司馬光に復讐するため宋の都へと駆ける。
    どうやら鍵は漆黒泉……舞台がもし日本ならば「くそうず」ですね、石油。
    愛しい人の本当の姿、旅でであった人の巡り合わせ、人の胸に湧く漆黒の水……
    表紙も真っ黒で白い睡蓮があしらってあるのですが、そんなに暗い話でもありません。
    芳蛾の猪突猛進なところやら、連れののんびりとしたテンポのおかげでしょう。

    装丁 / 斎藤 深雪
    装画 / 小林 万希子
    初出 / 『別冊文藝春秋』249〜256号

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