戦国名臣列伝

  • 文藝春秋 (2005年11月14日発売)
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感想 : 11
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163244501

感想・レビュー・書評

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  • こういう本はいつまででも読んでいたくなる。宮城谷先生の文章は非常に読みやすい。

  • 漫画「キングダム」をより深く味わうために購入。楽毅や廉頗など、当時の大将軍の話も多く掲載され、キングダムファンにはお勧め。横山光輝の「史記」と併せて読むと更に深く春秋戦国時代を堪能できます。

    范蠡(越)・呉起(魏)・孫臏(斉)・商鞅(秦)・蘇秦(燕)・魏冄(秦)・楽毅(燕)・田単(斉)・屈原(楚)・藺相如(趙)・廉頗(趙)・趙奢(趙)・白起(秦)・范雎(秦)・呂不韋(秦)・王翦(秦)

  • 一番印象に残ったのは刎頚の交わりで有名な趙の藺相如と廉頗です。特に秦の昭襄王の前における藺相如の凛とした態度には痛快!といわざるを得ません。和氏の璧を守った話し。秦王に趙王と対等な立場で楽器演奏を強いた話し・・・。恐らく著者はこの二人を主人公にした小説を書くのではないでしょうか?それにしても名臣たちが王の代替わりと共に息子王の冷遇により寂しい末路を辿るのは人間の醜さを感じました。呉の伍子胥、魏の呉起(呉子)、斉の孫月賓(びん)、秦の商鞅、燕の楽毅、その楚の屈原たちに皆共通しています。逆に徐々に秦が他国を圧倒していった背景にこのような名臣を使いこなした王たちがいたということを感じます。

  • 戦国時代の名臣たちが人数は少ないものの、載っている。その時代に生きた人々が羨ましく思う。

  • その名の通り、戦国時代に活躍した名臣たちの短編が収められている。
    扱われている人物を一部紹介してみると、越の范蠡・魏の呉起・斉の孫臏・秦の商鞅・燕の楽毅・趙の藺相如・趙の廉頗・秦の白起・秦の王翦など16人。
    魏の全盛から秦の天下統一までの、動乱の時代の名将たちである。楽毅・藺相如・王翦と、拙の大好きな人物たちが揃っている。

  • 宮城谷作品で初の挫折。
    それぞれの人物に対してのページ数が短すぎる列伝は
    感情移入し難く、私には合わないようだ。
    それでも7割方は読んだ。

  • 中国の春秋戦国時代の戦国時代の名臣16人にスポットを当てた短編集。

    春秋名臣列伝と一緒に出版され、最近は楚漢名臣列伝が出ました。

    名臣で武将って無いのがミソです。

    16名は…

    越の范蠡・魏の呉起・斉の孫ピン・秦の商鞅・燕の蘇秦・秦の魏冄・燕の楽毅・斉の田単・楚の屈原・趙の藺相如・趙の廉頗・趙の趙奢・秦の白起・秦の范雎・秦の呂不韋・秦の王翦。

    有名な人ばかりです。

    宮城谷さんは基本的に主人公はいい人に書くんですが、反対側の立場になったときは180度評価が変わってる人もいて面白いです。

    秦がらみの人はそうで、王が変わるたびに殺されててまっとうに人生を終わるのも難しい時代だったと思います。

    それゆえに楽毅の生き方なんかが賞賛されてるのもわかります。
    武将としても凄いですしね。

  • SS集みたいな感じでサクサク読める
     これはおもしろいです

  • 小説てか勉強してるみたい(笑

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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