fantasia

  • 文藝春秋 (2006年1月11日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163245607

感想・レビュー・書評

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  • ヴェローナで日食を見た際に、同行者だったMさんはローマ時代にタイムスリップして目の当たりにした聖母の気絶について。

    男遊びばかりしていた八智が、ピガール広場の宿で見た夢、
    サン・ドニの大聖堂に導かれて、王族たちの墓。
    メルクの修道院にて、壁画に妻がいる
    主張する元修道士の禁断の恋。

    サンタンドレア教会にて、同行者のKさんが体験した、血の奇蹟を信じていた双子の兄妹の行方。

    マイヤーリング地方で、ハプスブルク家のスキャンダルをめぐって
    彼らが採掘し、ナチスの地下工場にもなった場所で、ハプスブルク家に残された馬たちの運命。

    ヴェネチアで自殺した友人に想いを馳せていたところ、
    声なきものに導かれて、彼女が生前交流のあったシェフとの出会い。

    ヨーロッパの歴史はなんだかゾクゾクする感じ。

  • ○2008/04/21 
    不思議な本だった。まさにファンタジア?
    各短編それぞれテーマが違うけど、一貫してるのは教会等宗教にかかわっていること。
    舞台が舞台だったのでイメージが膨らみにくく、結果的にほとんどがもやっとした印象として残ってしまった。でも、描写のしかたは綺麗。
    頭に浮かべにくいとあって、言葉に表しにくい感想の本。…各地を見てみたら少しは雰囲気を感じられるのかな。それとも自分が足りないのか。

  • 感想編集中

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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