インシテミル

著者 :
  • 文藝春秋
3.56
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本棚登録 : 2119
レビュー : 504
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163246901

作品紹介・あらすじ

期待の新鋭が描く究極の殺人ゲーム。

感想・レビュー・書評

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  • ありえない高時給のバイトに受かった、
    主人公の学生・結城。

    しかしそのバイトとは隔絶された地下で、
    他の11人と7日間すごす、
    というものだった…

    「インシテミル」は創作と現実のあいだに
    しっかりと線がひかれていて、
    現実世界から浮き世離れした設定があり、
    物語として自分と切り離しつつ読めます。

    地下で起こった事件の9割は解決しますが、
    登場人物自体への謎は一部残したままで、
    ラスト以降のことは
    読者の想像にまかされています。

    また、後半にいくにつれて
    頼りなくビビり風の主人公・結城が、
    傲慢な性格をあらわしてきたため、
    読んでいて戸惑いました。

    謎が100%解けてすっきりしたい人や
    登場人物に感情的移入して
    読んでしまう人には、
    向かないミステリーかもしれません。

  • すごく読みやすい。
    独特な世界観でドキドキしながら読める。
    ただ、どんでん返し度はもうちょい。

  • あの説明の後って本当に帰れたのだろうか。
    最初に死んだ西野さんは自殺だった。これには驚いた。
    自分が死んだら家族にお金が行くようになっていたのだろう。
    西野さんが殺され、この中に犯人がいるんだとそれぞれが思い、やらなければやられる、
    その心が第2の事件を生んだ。さらにどうしてもお金が欲しい人が、私もと殺人を犯す。
    私は10億いるんだ!お金のために人を殺す…。(何倍、何倍と)計算しながら人を殺す。
    それが悲しい。復讐なら同情もできる。でもお金のためにって…。
    最後<空気の読めないミステリ読み>達の戦いは面白かった。

  • ふと気になって再読。ラストがどうなるんだったか覚えてなかったので。

    とりあえず最後まで読まずにはいられない、という意味で「とても面白い」
    これは、文学であるとか人間を描くとか、そういう視点で語る小説ではないのだな、ということが改めてわかった。
    初読のときはそこがわからなくて、「なんだ、これ?」ってなってしまったのだ。
    これは、ミステリーというジャンルを楽しむために構築された、完全無欠の虚構世界なのだ。だから殺人の苦しみも、人間不信の苦しさもリアリティを持たない。あくまでもそれもミステリーの要素の一つなのだ。
    須和名(それにしても妙な苗字)が最後まで人間離れしたキャラクターとして描かれているのも同じ理由。
    ミステリーだと意識して読めば、あちこちで繰り広げられる論理合戦や推理合戦は読むだけでも楽しい。まあ本格的なファンには多少物足りないかもしれないが。
    とてもよくできたパズルを解いた、というのに似た快感が残る作品である。

  • 金ロのために読了
    あっさりめの血みどろミステリー

  • バトルロワイヤル~静かにさくさく編~みたいな感じでした。どんどん死んでいく人々と全く犯人が読めない展開が、気になって気になってどんどん読み進めてしまいました!がっ、動機?がわからないのと、ヒロインの存在がものすごく残念でした。
    中身はないのでさっくり読めます。

  • 姉が読みたがったので図書館より。
    バトロワやクリムゾンの迷宮を思い出した。面白いけど怖い。
    見逃すには重大すぎる人名の誤植があると思うんだが…
    そのまま出版されてるし言及している人が少ないので何かの仕掛けのひとつ?かと思ったけど、やっぱり誤植に違いない。

  • 密室殺人のミステリ。
    ミステリ初心者でも楽しめる読みやすさと面白さ!

    さらに、ミステリファンには面白さ倍増。
    アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」、綾辻行人の「十角館の殺人」を筆頭に、その他古典ミステリをオマージュした小ネタがちりばめられていて、ミステリ好きなら思わずニヤリとしてしまったり、「あれっ?そうだっけ?」ってなって読み進めて「だよね~」ってなったり、楽しめます。

  • サスペンス⁇ミステリー⁇は人が死ぬのが嫌であまり読んだことがなかったのですが、これは素直に面白かったです。
    ただ最後まで読んでみて、個人的に1番気味が悪いと感じたのは最終的な犯人よりも主人公の結城かな。

  • 各人に武器が配られるとか、設定は面白いのに最後があっけなくて残念~!
    (´;ω;`)

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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