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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784163247007
感想・レビュー・書評
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ぽにーさん読後の今感じている感覚が見事に表現されていて驚きました。まさにこんな感じです。そのホラー感がふわふわした読後感を生んでいたんですね。読後の今感じている感覚が見事に表現されていて驚きました。まさにこんな感じです。そのホラー感がふわふわした読後感を生んでいたんですね。2019/11/11
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職場にやってきたコージ君とどうにかなりたくて、意外にもあっさりコージ君は家にやってきたと思った日から、すべてが変わった。
コージ君は会社に来なくなり、自分の店をといって、刺繍のオーダーをもらう仕事を始めた。
朝晩関係なく、手作業で刺繍していくコージ君を応援しようと会社の備品すらも盗んで協力する私とコージ君の関係。
他短編。
電話で互いのことを話し続けてきたかつての同級生の男女が、大阪万博で再会を試みるまで。
タイトルからもっと静かで優雅な生活が書かれているのかと思いきや、全然違ったw -
メンヘラ女の話が2本。とても読みやすくて一気に読んでしまった。「恋蜘蛛」は、昔付き合っていた男に対する自分の病み具合を思い出さざるを得なかった(この物語のコージほどの素敵な男では全くなかったが)。やはりみんな通る道なのだろうか。当時の自分をなぞっているかのようだった。「愛・弾丸ツアー」の方が恋として成熟している、というより純粋で正しいものといえるだろう。会うまでの時間を指折り数える感じ、直前になって気が狂いそうになる感じ。携帯電話を持たない時代の、電話やデートの尊さを改めて噛み締めたい。
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中学を卒業して以来十数年一度も会っていないのに、誰よりも存在を近くに感じる男。
恋心を抱いていたゆえ誘い込み致してみた結果、そのまま部屋に居ついてしまった男。
ふたりの女が語る、ふたつの恋のお話。中編二編が収録された一冊です。
「こんなに幸せでいいのかな…」涙ぐむ彼女に対して脳内でツッコミを入れてしまう。
相手が変われば恋の中身も変わる。正解なんてどこにもなくて、端から見れば間違いにしか思えなくても、当の本人は何より幸せだったりする。第三者の意見なんていらないのです。
恋は自分だけのもの。時には相手の想いすら関係なく独りよがりなものなのだと思う。 -
15/04/11
二つ目の『愛・弾丸ツアー』のホッチンとオカモン。35才のふたりの会話が学生時代に戻ってて幼くてかわいかった。ラストも甘酸っぱいです。意気地無し!と言いたい気持ちもあるけどこれで良かったともいえるのかな。
P148-149
「わたしはいちはやく天寿を全うするつもりよ。それで彼女たちが睡る北枕にいちばんにかけつけて、お迎えしてあげるんだから」
「それじゃ、オカモンのことはオレが迎えにいってやるよ」 -
漫画を読んでるような気分になった。
共感も現実味も感じられないけど装丁がとても合ってると思った。 -
装丁がとてもきれいな本。
「恋蜘蛛」、とても良かった。
自分から飛び込んで、蜘蛛の糸に絡み取られるようにずるずると彼という存在に縛られて逃げられなくなっていく。
感情移入はできなかったけど、人間ってこうだなと思った。 -
「恋蜘蛛」「愛❤︎弾丸ツアー」
どちらの登場人物も常軌を逸脱している感じが堪らない。好きだなー。
でもでもラストに物足りなさもあり。
でも、しつこくぎっちり終わらせるのも違うと感じているので、こーゆー終わり方がいいのかなとも思う。
漫画家さんである時を記憶出来ててちと嬉しい。 -
■胸に蝶、プリズム・スパンコールとビーズの。こんどの恋は逃さない。恋のすべてが描かれたふたつの小さな物語。
■■正直、この恋はしんどい。読んでてそう思うんだから、やってる方だってしんどいに決まってる。でも、そうゆう恋ばかりしちゃう人もいるんだろう。男が悪いのか、本人がそんな体質なのか。自分には無理だ。心にも体にも悪そう。読みやすく、面白かったけど、ちょっと読後感は脱力かな。
表紙が可愛い。
松井雪子の作品





