恋愛事情

  • 文藝春秋 (2006年3月28日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247304

感想・レビュー・書評

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  • 将来のない不倫相手との終わり、買った土鍋の行方。
    昔の恋人との別れの本当の原因を、今になって知る気持ち。
    不安定化な女に振り回され、会社経営も棒に振った男。

    旧友との旅行、友人が気づいていた彼の妻にたいする想い。
    フルート教室に来たわけあり女の本当の事情。
    能登の旅館で知り合った女将との一夜恋。

    50代の欲望、オトナの恋。
    すべての女は欲望の対象みたいなギラギラ感が、
    今の若者にはなさそうな、中年のプレイボーイな感じだった。

    合コンならぬ、合ハイ(合同ハイキング)という言葉を知ることが出来たのが収穫)^o^(

  • 20140626一旦返却

    男性が書いただけあるな、という恋愛模様。

    男性のいい様に、全てが締めくくられているような…

  • 田舎の図書館で手に取った本。
    普段ならきっと読まなかったんじゃないかなあと(当時中学生だし)
    しっとりしてるけど、そんな歳になって20代を選ぶのが少しがっかりでした。

  • 読みやすいけど、年齢層がちょっと上。まぁ仕方ないか・・・

  • アラ還の男達の6編の恋愛物語。
    奥さん以外に若い女がいないとダメな男。好きな女性を親友に譲り生涯独身ですごす男。 幾つになっても好きな女性がいることは人生にはりがでる。
    若い頃からおくてだっただけに藤田氏の恋愛小説は自分が出来ないことをやっているようでどきどきしながら楽しめる。

  • 大人のワケアリ恋愛集。藤田さんの真骨頂かな。やっぱりこの年代の話を読むほうが面白い。
    落ち着いた背景と、心理描写が読み手をひきつける。

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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