- 本 ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163247403
感想・レビュー・書評
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ほのぼの笑える本が読みたかった。
同じこと思ってましたという話(誰か言う人いないかと思っていたこと)、妄想話、あやしい話とか、くくって笑えました。短い日記形式でさらっと読めた。
四十過ぎてスタジャンなんか着ているのは、ほむらさんか変態だけですよ、と云われショックを受けたほむらさん。五十代の今も着ていらっしゃるのでしょうか。
11月27日 休憩のためカフェに入る。入るタイミングが遅すぎると、休んでも足の疲れがあまり回復しない。早すぎると二回休憩をとることになる。思いついた時にカフェはない。休憩は難しい。同感です(しかし男性がそこまで考えるんですか)
子供の頃、クワガタ捕りに夢中になった話。
私は一匹しか捕ったことがない(数えきれないほど出かけても一匹)。子供には徒労とか無駄とか虚しいとかみじめとかいう感覚はないのだろうか。前方に膨大な未来の時間があるからか。何かをやろうとして結果がでないと、すぐに失望したり絶望したりする今の私は、「クワガタ捕り」に懐かしさ以上の眩しさを感じる。(わかります)
借りるとき一番上にはしない、無意識に。 -
今からジャニーズの一員になることがあろうかと考えたり、電車で武将OLに出会ったり。俗世間をイノセントに旅する歌人・穂村弘が形而下から形而上へ言葉を往還させながら綴った“現実日記”。ほんのり笑って、時に爆笑。フジモトマサルのひとこまマンガ+カットでニヤリもプラス。長嶋有・名久井直子ペアの「偽ょっ記」収録。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。
「BOOKデータベース」より
やっぱり何日かに1回の日記にプッと吹き出す.これは止まらない. -
佳代って奥さん?かなあ
天使って一体。
夏期学習帳の旧字体と旧仮名遣いにどきどき、くらくら
ずーと読んでて急に現代文に戻ったときの倒錯感、どっちがほんとだ?みたいな
「表現の動機が自己の拡大欲求のみである場合、実際に書かれたものがそれでも人類にとって価値をもつ可能性はありますか」
女性百貨宝鑑いいなあツボだなー
賞味期限切れた瞬間真っ黒くなる牛乳こわい笑
ずっと叩いてたら手、かゆくなるなる笑
天使は奥さんのことだったら素敵だなあと思いながら。 -
脱力。思わず笑ってしまう。言葉のチョイスと、その視点と。面白い。絵がかわいい。
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穂村弘さんの日記風エッセイです。
個人的には、8月2日のお話が特に印象的でした。 -
穂村さんの相変わらずの空想っぷりと、日常に潜むちょっとした違和感への敏感さ、観察眼の鋭さがたくさんつまっており、日記と詩の間をゆらゆらと揺れているような感じがして楽しかった。
著者プロフィール
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