町長選挙

著者 :
  • 文藝春秋
3.47
  • (238)
  • (570)
  • (1082)
  • (81)
  • (16)
本棚登録 : 3249
レビュー : 700
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247809

作品紹介・あらすじ

伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • トンデモ精神科医、伊良部シリーズ第3弾。
    今回のお話の舞台は町長選で分裂する島。
    その町に東京から赴任した公務員の若者は二分する町民の板ばさみとなり疲れ果てる。
    そこへやって来たのが伊良部。
    伊良部は何も考えずにどちらの陣営にも首をつっこみ、それを傍で見る若者はあきれ果てるが・・・。

    何だかんだ言って結局おさまるところに話がおさまってしまう。
    主人公の伊良部はオボッチャマの精神科医。
    治療と言えば特大な注射を打つだけだし、患者の症状を面白がってハチャメチャやらかす。
    トンデモナイ変人ヤブ医者だ!
    と最初は思ってたけど、結局患者が治るんだから実は名医なのかも・・・。

    今回他の3話は全て実在の人物をモデルにしています。
    大手新聞社の会長で、野球チームのオーナー、「ナベマン」
    IT企業「ライブファスト」の社長、「アンポンマン」
    宝塚出身のカリスマ女優、「白木カオル」
    と言えば自然にある人物が浮かぶ・・・。
    その本人を思い浮かべながら読むとまた違う楽しさがありました。
    また今回も看護婦のマユミさんがかっこよかった。
    何も考えずに頭をカラッポにして楽しめる本です。

  • 誰をモデルにしているかが即わかる。
    いつのまにか、バカか実は頭が良いのかわからない、甘やかされたボンボンである伊良部医師のファンになりました。
    過去の作品も読みたい。

  • 今回は、患者にモデルとなる人物がいるんだろうなという感じで、想像しやすくて面白かったです。伊良部先生の暴走っぷりもパワーアップしていたし。
    そしてマユミちゃん・・・やっぱり好きだわ(笑)。ツンデレじゃなくてクーデレ?それも少し違う気がするけれど、意外と優しいのよね。

  • ドクター伊良部シリーズ、安心のパターン。タイトルの町長選挙はちょっと長め。だけど、ちゃんと長さに見合うストーリーになっている。奥田さんは、ストーリーを考えながら書いていくそうだけど、素敵なストーリーになっていて、さすが。面白かった。

  • 伊良部先生のキャラ立ちはよかった。
    でも登場人物何人か現実にいる人物を完全にパロってるから、彼らを想像する楽しみにかけちゃって、もの足りなかった。
    パロディとか風刺とかを好む人にとってはかなり楽しめる作品なんだろうなぁ。

  • 再読。
    ナベツネやホリエモンなど発表当時の世を騒がせていた人物をモデルにした登場人物がいいキャラクターでそこに伊良部が絡む姿が面白い。
    最近のお騒がせ人をモデルとした登場人物を出した伊良部シリーズの続編を読んでみたいと思った。

  • 合間に読める伊良部先生シリーズ。
    読書の合間に、作業の合間にとつまんで読める気軽さがあり、ついつい手に取りました。
    さすがの安定感でした。

    前2作に比べると確かに全体的に大人しかった、というより伊良部先生自体があまり活躍していない感じかなと。
    ただ本作の中でも「町長選挙」だけは少し異質で、これを以って伊良部先生シリーズが完結だとしたらありなのかなと思いました。(続きはぜひ出てほしいですが)

    個人的に女流作家のときのマユミちゃんが好きで、今回も自然と追ってましたが、ずいぶん描写増えたなあと思いました。

  • ここまできたら選挙の行方を知りたかった。
    しかし伊良部先生にくめない・・
    シリーズあるっぽいので読んでみたいと。

  • 猫まで、伊良部とマユミの被害者(猫?)に…。

    伊良部もはちゃめちゃだったが、町民もかなり。
    金と利権がからむと、人は怖ろしい。

全700件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2017年 『新装版 ウランバーナの森』 で使われていた紹介文から引用しています。」

町長選挙のその他の作品

町長選挙 (文春文庫) 文庫 町長選挙 (文春文庫) 奥田英朗
町長選挙 ドクター伊良部 Kindle版 町長選挙 ドクター伊良部 奥田英朗

奥田英朗の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

町長選挙を本棚に登録しているひと

ツイートする