- 本 ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163247908
感想・レビュー・書評
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清水の次郎長に森の石松、かつて父からよく聞かされた二人。どうやらかなりお気に入りの仁俠の徒なんである。我が世代の者どもは一様に彼らの名だけは知っている。ところがこの年に至るまで、彼らについて具体的な生き様なり功績なりをなんも知らない。近頃はテレビや映画でもその名をほとんど聞かないし、知らなきゃ知らないでいいんである。が、一力さんの著作を検索していたらこの本を見つけ、父のことを思い返したりして読みたくなった。ん〜、まあなるほど。昭和のおとぉさんまでは好いたであろう男気一本。でもやはり分かったようで分からぬ。
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清水の次郎長の少年期と侠客になってからの石松仇討ちの経緯がメイン。単純化されているけど幕末の環境には興味がある。もう少し時代背景を絡ませてj欲しかったかな。次郎長記としては中抜けという感じで物足りない気もするが、資料不足で講談に合わせるのも抵抗があり、精一杯なんでしょう。気分転換用ですね。
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2013/5/31 読了。清水の次郎長の物語。
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【推薦文】
歴史の裏で熱く生きた男・清水次郎長の物語。
熱い生き方を学べる一冊。
(推薦者:知能システム科学専攻 M2)
【配架場所】
すずかけ台:2F-ペリパトス文庫 913.6/Y -
堅気の米問屋の跡継ぎが,なぜ渡世人になったのか,そこがもっと知りたかった。
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特に「面白い!」と食いつく本ではない。
面白いは面白いが、次郎長の気性や音吉・石松などの脇役があまり輝いていない。エピソード集といった感じ。なんだか立派だったんだな〜っとは思ったが、ドラマ程の格好よさはない。ジェームス三木に買わされた本でした。 -
2011.1.7読了(2/120)
清水の次郎長の話。 -
友人からのオススメで読んでみた初・山本一力作品。
・あらすじ
渡世人の値打ちは果て方で決まる。
喧嘩、博打、女遊び、命知らずの男たちが時代を駆け巡る。
知っている様で知らない清水の次郎長のお話。
博徒でありながら、何故ここまで世間の人に愛されるのか。彼の弱気を助け、強気を挫くという生き方が人を惹き付けたのだと思います。友人の語りで振り返るというものなので、時系列がバラバラでイマイチ入り込めなかったのが残念。 -
NHKのドラマを2回ほど見たけど,原作を随分いじっているような気がするなあ。とは云っても,小説も断片的で生涯を追っているわけでもない。
著者プロフィール
山本一力の作品





